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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2018年7月


 高校野球100回大会の節目に、直木賞候補作家が魂を込めて書ききった、最高傑作にして到達点!

<内容紹介>
1945年夏、敗戦翌日。
昨日までの正義が否定され、誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。全てを失った今だからこそ、未来を担う若者の心のために、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。
ボールもない、球場もない、指導者もいない。それでも、もう一度甲子園で野球がしたい。己のために、戦争で亡くなった仲間のために、これからの日本に希望を見せるために。
「会社と自分の生き残り」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の熱い想いと祈りに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、思惑を抱えた文部省の横やり、そして高校野球に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった……。

                      (ポプラ社HPより)



まだ食料難で人々の暮らしもままならない戦後すぐ。
昭和17年の予選大会半ばで中止されたままの全国野球大会を復活させようと
奔走する人たち。

無謀と言われても、今の日本に必要だと信じて・・・。

主人公の神住匡の妻・美子さんが素晴らしい人で、言葉のひとつひとつに
感動する。
この奥さんの精神的な支えがなければ信念を貫き通せなかったかも。


しかし、戦争とは本当に惨いこと。

沢村栄治さんの名前は聞いたことあったけれど、こんな悲運の人だったとは
知らなかった。
違う時代に生まれていれば、大好きな野球で幸せな人生が送れたんでしょうに・・・



読みやすくてアッと言う間に読了しました。
他の書も読んでみよう。


                       ★★★★
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発行年月:2018年12月

誰もがテレビに夢中だったあの頃、8時の時報と共にあいつらがやってくる!

1969年、人気絶頂のバンド「トレインズ」のボーヤ葛西靖之(チャコ)は、個性的なメンバーたちに振り 1969年、人気絶頂のバンド「トレインズ」のボーヤ葛西靖之(チャコ)は、個性的なメンバーたちに振り回されていつも忙しい。ある日、楽屋で殺人未遂(?)事件が発生し--元気全開、昭和青春ミステリの開幕! 

                   (角川書店HPより)



8時だよ全員集合~!
ドリフターズの番組を観ていた子ども時代を懐かしく思い出しながら読んだ。

探偵の要素は・・・あまりないような気がしたけれど、まあまあ楽しめた。

あの時代の芸能ニュース的なことも盛り込まれていて。。。。
ああ、〇〇のことだな?
とその時代を知っている人なら想像できる。


悪くないけど、これはエッセイでも良かったんじゃないかな?


                          ★★★
 



発行年月:2018年11月


 

2019年本屋大賞ノミネート作品!
伊坂幸太郎1年ぶりの新作長編、誕生。

あらすじは秘密、ヒントを少し。
双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

                    (実業之日本社HPより)



常盤優我と風我。
小学2年の誕生日、2時間ごとに自分たちが瞬時に入れ替わることに気づく。
2人は、父親に虐待される日々。

その後、同級生に虐められているワタボコリを二人は助ける。
瞬間移動の技を使って・・・

中学卒業後、風我は働き優我は公立高校に進学。
風我には小玉という彼女が出来る。
小玉の生い立ちも風我たちと似ている。
父親に虐待されてきた。
再び、二人は例の力で小玉救出する作戦を成功させる。


2人が出会う人たちが、皆、暗い。
なんとも言えない閉塞感のなかで暮らしている。

大学生になった優我が出会った親子、ハルコとハルタ。
その二人に迫る危険。


そしてワタボコリに再び会いにいく優我。
ワタボコリが幸せな暮らしをしていてホッとしたのに再び危機に
巻き込まれて・・・・

話の展開は面白いけれど、なんだか、ちょっと辛くなってくる。

でも最後は、ああ、そうだったのか?と脱力。
読んでいて疲れた。

でも巧いなぁ~、やっぱり。


                       ★★★★




発行年月:2018年12月

――あなた、流れてゆくしかないのね。
北海道の東の街から流れ流れて沖縄にやってきたツキヨは、那覇の路地裏にある「竜宮城」で身体を売っている。奥歯の痛みに耐えられなくなったツキヨは、客に教えてもらったもぐりの歯医者を訪ねた。元歯科医の万次郎と名乗る男は、同居しているヒロキという青い眼をした若者の背に、モナ・リザのタトゥーを入れているところだった。ヒロキと気が合ったツキヨは、「竜宮城」を出て万次郎たちと暮らすことにするが――。

                     (光文社HPより)



舞台が温かい沖縄。
主人公・ツキヨは38歳の北海道出身。

体を売っている女性が主人公なのは、著者のお得意。
なんでこういう幸薄い女性たちばかりを書くのかな?

最初は、明るい雰囲気だったので、いつもと違うかんじかな?と期待したけれど・・・
やはり背負っている物はいつものパターン。

北海道での暮らしぶりは、悲惨。
本人は、それほど苦痛に感じていないのも、なんだか痛々しい。


元歯科医の万次郎と出会って明るい展望が?と思ったら・・・


ちょっとこの物語は、あまり好きじゃないな。

何が言いたいのかよくわからなかったし・・・・

暫く桜木作品は読むのやめようかな?


                              ★★
 



発行年月:2018年12月



 地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。
人類は、あと5日で終わりを迎える。
人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか――
高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、”世界そのもの”だった。恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。そして”あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。

優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?しかしそれが誰なのかわからない。犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するカルト集団『賽の目』に踏み込んでいく……。
人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか――
ヒット作連発中の著者が、エンターテインメントの力で永遠のテーマに挑む!!

                      (光文社HPより)



面白い設定下でのミステリー。
最初から最後まで飽きずに読めた。

犯人を見つけて自分の手で殺すと決めた高校生の亮。

クラスメイトの四元美咲との関係がいい。

巨大惑星が接近しつつある状況で、国民たちが混乱して行く様子も
描かれ、実際こんなことが起きたら、どうなるかな?とちょっとだけ
考えた。

結局、姉を殺したのは・・・・


へ~そうか。なるほど・・・。
と一応は納得したけど、そんな風に死んでしまった姉がなんとも哀しい。


ラストの場面は、よかった。


絶望し孤独だった亮と美咲が、寄り添っている姿は、状況としては
最悪なのかもしれないけど、少しホッと出来る。



でも、今まで医師だから説得力ある作品の方が好きだな。


                       ★★★
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