*単行本は2000年4月(理論社で発行)
小学五年生のミオと妹のヒナコの毎日は、小さな驚きに満ちている----。
『頭のうちどころが悪かった熊の話』の著者の初期傑作。
(ポプラ社HPより)
小学校5年生の頃の女の子の気持ちがよ~く表されていました!
特に下に兄弟の居たひとには、共感できるエピソ-ドが最初の話で出て来て
自分も弟がいるので、お姉ちゃんだから味わう、ちょっとした理不尽さを思い出して
ちょっと懐かしい気持ちにもなりました。
短編連作の形で6つのお話が収録。
表題の「天のシ-ソ-」は4番目のお話。
2ヶ月前に転校してきた男子・佐野くんのことをお友達のエリちゃんと探る話。
放課後、後をコッソリつけて家まで行って、佐野くんのお父さんらしい人を目撃。
何やら作業の途中らしく薄汚れたその姿を見て思わず、笑ってしまった。
そして佐野くんもそんな父親のことを避けるような素振りをしてしまう。
ミオちゃんの優しいところは、そんな風に後をつけていって、笑ってしまったことを悪いことをしたと思って佐野くんに謝るところ。
そして佐野くんも自分も父親を避けてしまったと話し、二人は公園のシ-ソ-に乗る。
どちらの罪が重い?と考えるミオたち。
ほかの話もそうだけど、普通ならそんなに深刻に受け止めなくてもいいんじゃない?というようなことでもミオは結構、思い悩んでしまう性格のよう。
優しい良い子だけれど、このまま大人になると、気苦労が耐えない人になりそうだな・・・。
なんてちょっと思ってしまった。
でも、どの話も好き。
ちょっと切なかったりするけれど・・・・。
この文庫本の表紙も可愛いなぁ~。
★★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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