ミステリ-、SF、ファンタジ-、ノンフィクション等々・・・・あらゆる小説の形式と恩田作品がもつ魅力のすべてを投入した「夢十夜」を思わせる全く新しい小説集。フランス文学者・杉本秀太郎による序詞(詩、俳句、短歌)に秘められた謎と、希代の新鋭画家による10のイメ-ジに誘われた摩訶不思議な10の作品世界。本好きであれば手許におかずにいられない恩田ファンには必携の奇書、ここに誕生
(朝日新聞出版HPより)
恩田さんの魅力が詰まった10のお話でした!
満足!満足!というかんじ。
10の話、どれもそれぞれ好きでしたが、幾つか特に好きなのを挙げると・・・・
「Y時路の事件」
大きな衝撃音を聞いたという複数の人の証言を辿るはなし。
その音を聞いたときの証言は、殆どの人が、おなじ描写なのになぜか、そこには大きな時間差がある。・・・・不思議。
「窯変・田久保順子」
比類なき、才能を持って生まれた女性。
だが、彼女の才能は見過ごされたまま、彼女はその短い命を終わらせてしまう。・・・異様で切ない。
「夜を遡る」
グレメが上がってくるから川には近づくな。大人に言われても好奇心に勝てず、川に近づく三人の子ども。・・・・人間界の話ではないみたい?ファンタジックな不思議な余韻。
以上3つの話が、わたしには印象深かった。
でも、他の話もそれぞれ良かった。
恩田さんファンなら、この良さを共感できると思います!
が・・・・不可解なものをそのまま置き去りにすることを理解できない(好きではない)方には、もしかしたら・・・・なんじゃこりゃ!?と思われちゃうかも。
けど、わたしは、好きです!この本!
ただ、コラボしてる序詞と絵画の良さはイマヒトツ、わたしには理解出来なかったのが残念。
★★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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