最期のとき、あなたは何を着たいですか?
充実した人生の最期を迎えるための準備=『終活』をキーワードに、他人と関わり合いながら生きる人間の「絆」を描いた、人情系エンタテインメント。小説すばる新人賞作家による渾身の一作!
(集英社HPより)
主人公の香川市絵(34歳)は、司法書士。
勤めていた事務所のボスは折り合いが合わず、独立することに。
事務所兼自宅として購入したのは、築80年のあばら屋。
そして、そこに父親の再婚相手の連れ子だった血のつながりのない弟・基大が転がり込んで2年ちょい。
事務所兼自宅は奥まった場所にあるので、とおりまで出たところで、門前相談所を構える。
そして、そこに段々に集まるお年寄り。
その人たちの相談を聞くうちに思いつく、終活ファッションショ-。
基大はデザイナ-。その友人で度々遊びに来るリオ(本名はのりお)は謎のダンサ-。
一風変わった人々が集まり、ショ-のための準備が始まる。
不登校の女子高校生、ホスピス入院中の30半ばの女性。
姑の遺言状どおりの葬儀が出来なかったことを悔いる嫁などなどが参加。
笑いのなかに「死」という誰にでも訪れる現実を見つめる場面があったりで、物語の進行と同時に自分自身の「死」にも目を向けることが必要だなと痛感した。
著者は、現役の司法書士でNPO活動や講演を通じて「終活」の普及に勤めているそうです。
なるほど・・・・・文章で説明されるより、こうして物語になっている方が、広く普及されるかも。
新人賞受賞の「たぶらかし」も読んでみたいなぁ~。
★★★★
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