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読んだ本の感想あれこれ。
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b40ca7d4.jpg発行年月:2009年6月


西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情を、歴史の裏の裏まで知り尽くした著者が、鮮やかな筆致でとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ。「絵ってすごい」と各メディア、シリ-ズ大絶賛!

「もっと読みたい」との読者の期待に応え、さらに怖い、待望の第三弾!


                         
(朝日出版社HPより)

シリ-ズ完結編らしいですが、わたしは、これが最初。

絵画は好きでよく美術館にも行きますが、ちゃんとした解説をいつも聞かず、自分の感性のみで見ていました。

が、この著者の解説を読むと、今まで自分が見て感じていたことは、薄っぺらだったんだ!と思います。

本書で紹介されている絵画は20作品。
見たことある絵も幾つか。全く初めてみたものも多かったです。

「怖い絵」とありますが、見たからに怖い絵は意外と少なくて、この表紙のフュ-スリの「夢魔」も怖いですが、ほかには、ル-ベンスの「メドュ-サの首」くらいかな?

ほかは、多少不気味なものもありますが、そんなに絵そのものには怖さはないのです。

一番最初のボッティチェリの「ヴィ-ナスの誕生」は、有名なので、多くの方が見たことあると思いますが、これの何処が怖いの?とわたしは思いました。貝殻の中央に立つヴィ-ナスも綺麗だし、周りの風景も明るめで花が舞ってる。
でも、解説を読んでビックリ!
何度も解説文と絵を交互に見ながら・・・へえ~なるほど~と感嘆!

著者は西洋史に詳しい方なので、絵画の書かれた時代背景や、絵画を描いた画家の境遇などにも触れて、その絵の持つ隠れた意味を解き明かしてくれます。


憂いを含んだ可愛い少女の笑顔が何となく哀しげで惹かれた「ベアトリ-チェ・チェンチ」という絵の真実を知ったときは、なんとも言えない気持ちになりました。

絵の中の可愛い少女が父親殺しの罪で斬首される前の表情だと書かれていて・・・。
父親を殺さなければいけなかったその境遇も可哀相だが、父親を殺したのだから斬首されなければならないというその当時の考え方が怖い。
その斬首の場面の記載も・・・・ゾゾッ~

兎に角、こういう解説を読むと、今のこの時代にこの国で生きていることをありがたく思います。


ひとつ、ひとつの絵画、解説を読むと・・・ものすごく怖かった。
絵画なんてあまり興味がないという方にもお薦め!

怖いもの見たさで、1と2も読んでみようかな?

また、この著者のほかの書物にも興味が沸きました。

★★★★★
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