はたちになる直前、ハムスターとマンションを相続した、まちる。実家を出て、一人暮らしを始めるが…。奇妙な設定を静かなユーモアで包んだ、注目作家のデビュー作ほか『豆姉妹』収録。
第26回すばる文学賞受賞作
(集英社HPより)
栗田さんの変な話が好きです・・・・笑
デビュ-作をまだ読んでなかったので、読んでみました。
やはり変な話で期待通り^^;
表題作と「豆姉妹」の二編。
どちらも良かった!(変なんだけどね)
「ハミザベス」って何!?と思ったら、ハムスタ-の名前でした。
1歳のとき、別れた父親が亡くなったと知らせれ、その遺産相続手続きを執行する女性・あかつきからの手紙で父親の遺志であるマンションを主人公のまちるが相続する事になる。
マンションの33階の部屋で一人暮らしを始めるのだけど・・・あかつきからいままで飼っていたハムスタ-の世話が出来なくなった状況なので代わりに育てて欲しいと言われ、その名前を「ハミザベス」とする。
まちるとあかつきの会話も可笑しい。
でもなんだかホッとするのは何でだろ?
そして、まちるの生い立ちには隠された真実があって。。。。。
なかなか波乱万丈の様子だけど、まちるの何事も平然と受け止めている姿が良かった。
「豆姉妹」は、7歳違いの姉妹、永子と末美のお話。
両親は離婚。
姉妹は母親と暮らしていたが、永子15歳、末美7歳のときに母親が再婚。
やがて永子と末美は二人で家を出て、永子が末美を養う生活が始まり、現在末美は16歳。
永子は看護師だったけど・・・・・SMクラブに職を変える。
この動機が、笑える。
なるほどね~なんて思ってしまった(笑)
永子の性格も面白いけど、末美もとんでもない行動に出て、なんと長い髪の毛をアフロにしちゃう。
学校で問題になるでしょ!?と思いきや・・・OKになっちゃう。
良い学校だなぁ~。
担任の先生も教師っぽくないけど、なんだか憎めないかんじ。
これがデビュ-作なんだ~!
いや、素晴らしい!!
変な小説だなぁ~と思うけど、やはりこの作家さん面白い!!
★★★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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