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読んだ本の感想あれこれ。
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41P19kTanML__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年7月


必ず、二人でここを出よう----初めての、心からの友達なんだから。

夏休みの最初の午後。中学生の健太郎は、海に浮かぶ謎の城に閉じ込められてしまう。城には同じように迷い込んだ十数人の大人たちと、暗い目をした少年、貴希がいた。次第に覇気を失う大人を尻目に、健太郎と貴希は城を出ようともがき続ける……。孤独で清らかな二つの魂がからみあう、ひと夏のファンタジック・サスペンス。



                                          (新潮社HPより)


SF青春小説かな?

海の向こうにあった巨大建造物・・・四龍海城。
健太郎は、ある日、偶然その建物のなかに入り込むことになる。
今までの社会とは全く異質な場所。
中学1年生の健太郎は、吃音のため、友達と会話することが思うように出来ず、言葉を話せば嗤われるという生活。
両親は揃って教師で、そんな健太郎を吃音を治す言葉の教室に通わせるようにするけど、健太郎はその教室へ行くことも苦痛だった。

入り込んだ城のなかで出会った人々。
自分の吃音を全然、嗤わず接してくれる貴希と仲良くなる。
やっと友達が出来たと喜ぶが、城のなかで定時間に流れる音楽に貴希は異様な拒絶反応を示す。
その音楽は、城のなかにある電力会社の社歌という。
その会社に勤める人々は、能面のように覇気がない。
それは城人化した人たちだからと聞く。

健太郎と貴希は、城から脱出する方法を探る。
必ず二人でここから出て行こう!
そして、元の場所に帰ったら一緒にまた友達として会おうと。

二人は果たして一緒に出られるのか?

ハッピ-エンドを期待しながら読んでいたので、ラストにはショックを受けた。
え~っ!?

切ない。。。。。。

読み終えて表紙絵を見るとちょっと泣けてくる(/_;)。

わからないことが山積みなんだけど、不思議な魅力がありスラスラ読めた。


★★★
 
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