忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[2740]  [2739]  [2738]  [2737]  [2736]  [2735]  [2734]  [2733]  [2732]  [2731]  [2730



発行年月:2005年5月 (単行本は白蛇島 2001年11月)


二人の少年が体験する、夏の冒険譚。三浦しをんの新たなる世界。
高校生の悟史が夏休みに帰省した拝島は、今も古い因習が残る。
十三年ぶりの大祭でにぎわう島である噂が起こる。
【あれ】が出たと……
悟史は幼なじみの光市と噂の真相を探るが、やがて意外な展開に!

                (角川文庫HPより)


しをんさん、こんな作品も過去にあったんだぁ~。
知らなかったなぁ~。

登場人物の設定がちゃんとしていて、それぞれの心理描写も巧み。

13年ぶりに島で行われる大祭。
高校進学と共に島から離れて暮らしていた悟史が幼馴染・高市のいる島に
久しぶりに帰ってく高市

島に昔から伝わっていること。
御神体として祀られている白蛇様(荒神様)のこと。

不思議なことがいろいろ。
そして悟史には見えてしまうもの。

荒神神社の兄弟の確執。
次男の荒太と犬丸の関係。


冒頭から現れた「あれ」の正体は、島出身のある者による思惑が起こしたことで
決着がついたけれど、そのほかの謎がいっぱい。

でも雰囲気は楽しめた。
はっきりわからなくても十分。

犬丸が言った言葉が印象的。
「カミサマはなんにもしてくれない。ただ見ているだけなのさ」

そうだなぁ~。
そういうものかもねと納得。

まだ18歳の悟史と高市は、離れて暮らしていてもずっと強い絆で結ばれて
いるんだろうな~。
彼らのその後の話も読みたいな。



ホラー色多めのファンタジー。
楽しかった。



                     ★★★★★

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
2 3 4
5 6 7 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]