生き方を変えたと、友が笑う。幾星霜を責めるでもなく、悔いるでもなく――。

騒擾の青年期を過ごした先にあったのは、もはや誇るべき死に場所などない新たな時代。首都建設の槌音が響く江戸の町で、武士を捨てることを選んだ男たちの慎ましくも熱い矜持を描く。人生も時代も、この手で拓いた――生きることの華やぎと寂しさを端正に描き、遅咲きの本格派と注目されつつ惜しくも世を去った著者の最高傑作。
(新潮社HPより)
著者の作品で時代物の小説の面白さに目覚めたと言っても過言ではありません。
けれど・・・惜しくも2009年8月に胃がんの為亡くなられたのですね・・・とても残念です。
これは、多分、病気療養中に執筆されていた作品。
短編が5つ。
ホントは7つで発行予定だったとか。
物語は、江戸時代。
徳川幕府が開かれ、戦をしていた元武士が違う生き方を余儀なくされた時代。
大河ドラマや歴史の教科書でも著名な戦国武将の生き方は、ある程度知らされていますが、この物語では戦国の時代後の日本の変化をみせてくれました。
元武士の視点からだったり、商人や子どもの視点から。
当たり前のことだけど、こういう時代の変化があっての現在なのだなぁ~と読みながら納得。
今まで知らされなかった歴史を知ったようなかんじがしました。
やはり、この著者の話は面白い!
新しい本が読めないのは、とても残念ですが、過去の作品でまだ読んでない物を順番に読んでいこうと思います。
★★★★
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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