3歳で失明し、46歳で「見る」ことを選ぶ----。
人間の脳と視覚の謎に迫る心震えるノンフィクション。
「見る」とは、本当に「生きる」とはどういうことなのかを確かめようとした一人の男の半生がここにある。
(NTT出版HPより)
面白かった!
殆ど、物心ついた頃から視力がなく、目が見えないことに何ら不都合なく生活してきたマイク。
子どもの頃は目が見えなくても自転車はフルスピ-ドで飛ばす。
大人になってからは障害者スキ-の世界選手権で3つの金メダルを獲得している。
実業家としても立派に独立している。
結婚もし、子どもにも恵まれている。
でも、ある日、視力を取り戻せる可能性が大の治療を受けてみないか?と言われる。
悩む必要ないじゃない?と普通は思う。
けれど、マイクは言う。
「満ち足りた人生を送っている者に新しい能力が欲しいと思うか?」と。
随分、悩んだ末、幹細胞移植という目の手術を受ける。
そして視力を手に入れることに成功!
でも、物語はそこから始まったといってもいいくらい。その後、驚きの展開。
ただ、見えるというだけでは、完全ではないんだと初めて知った。
見えなかった者が視力を与えられるとは、こんな事なんだ?と。
最初は妻や子ども達の笑顔を見られて幸せそのもので、こちらも嬉しくなるのだけど・・・。
マイクにはその後もまた新たな試練が待っていて・・・・周りの人たちのそのときの気持ちを考えると胸が痛い。
勿論、マイクにもつい同情しちゃう。
けれど、この人はいつも前向き。
凄いです!そんな前向きの気持ちが奇跡を起したのかな?
何気なく不自由なくいろいろな物を毎日見ている自分が、それが出来るだけでどれだけ幸せなのか!?気づかせてくれました。
結構、厚い本ですが、スラスラ読めます。
この作家は他にもノンフィクション物を書いているようなので、そちらも読んでみよう!
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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