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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2021年9月


死に場所を求め、生きる女が、裏切りの果てに辿り着いた終焉の地とは。
ブルースに続く、『新たなダークヒロイン』の誕生!
釧路の街を、裏社会から牛耳る影山莉菜。
亡父・博人の血をひく青年を後継者として育て、官僚から代議士への道を歩ませようとしていた。
「男と違って、女のワルには、できないことがない」
亡き父の言葉を胸に、重い十字架を背負った女が、幾度もの裏切りの果てに――。
『ホテルローヤル』『家族じまい』を経てデビュー20年目の桜木 紫乃が放つ最高傑作!

                      (文藝春秋HPより)



ブルースは既読だけれど、そんなに覚えていない。
ブルースの主人公・影山博人の娘として裏社会を牛耳る影山莉菜が主人公の本書。


博人の用心棒だった弥伊知が莉菜の元でも用心棒として働いている。

莉菜の野望は、博人の愛人の子・松浦武博をゆくゆくは政界に押し上げること。
同じような野望を持つ外科医の儀俄内あすみと知り合い、あすみが先ず、政界へ。
そして武博は、衆議院議員に初出馬で初当選。


巧く行ったなぁ~と思っていたけど・・・

ああ、女は怖いね。
え?と思う人がまさかの裏切り。

それでも武博を遠くから見守ろうと決める莉菜は潔い!


北海道から離れるが、そこで手助けしてくれた人もまさかの裏切った女の
指示でのことだった!
あぁ~、そこまでして邪魔者にしなくても・・・(;O;)
怖すぎる。
気づいた莉菜も凄かったけど。


北海道から瀬戸内に住処を変えたのは良かったと思う。
温暖な気候でこの先は静かに暮らしていけるのか?


続編で、また武博と再会するような話があるのか?
それはそれで楽しみだけど。


莉菜は強くて人情が厚くて、魅力的な女性だった!



                       ★★★★★
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