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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年11月


子どもも、大人も、どなたでも、絵を描きにきて下さい――。
イラストレーターの実弥子は、下町の路地に佇む古い民家を借りて、小さな絵画教室を始める。ひっそりと開いた教室だったが、類まれな絵の才能を持つ少年とその母親、長いつきあいの編集者、近所の小学校に通う子どもたち、隣人の母娘など、さまざまな人たちが訪れるようになっていく。
画家だった夫の突然の死を受けとめきれずにいた実弥子だったが、絵を教え、ともに描くことによって、少しずつ生きる力を取り戻していく……路地の片隅で紡がれる人の営み、絵を通したやわらかなつながり、静かな時間が丁寧に描かれていく。
坪田譲治文学賞受賞作家がおくる、やさしい再生の物語。

                     (ポプラ社HPより)


主人公の実弥子の人柄がすごくいい。
ツタの絡まる荒れ果てた家を借りることに。
不動産屋さんが3年前におばあさんが亡くなってそれからは手を入れていない家と。
誰かが亡くなった家、別に嫌じゃないけどね。
変死じゃないわけだし・・・・。
この不動産屋さんの言い方は少し「?」と思ったけれど、実弥子が全く動じなかった
ことでまずは好感を持った。


家を最初に見つけたとき、いた少年・ルイとの関係もその後、深くなって
いく様子がいい。
お互いがお互いに癒されているかんじで年齢に関係なくこういう縁は
素敵だなぁ~と思った。


アトリエ・キーチに集まる人たちが皆、楽しそう。


哀しい過去を持ちながら、色々なひとのことを気にかけ、皆を笑顔にしている
素敵な女性が主人公の温かい物語だった。
実弥子自身も楽しそうなのがいい。



                     ★★★★
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