発行年月:2019年3月
どんなに強欲と謗(そし)られようと、三つとも手に入れたかった――。50年前、出版社で出会った三人の女たちが半生をかけ、何を代償にしても手に入れようとした〈トリニティ=かけがえのない三つのもの〉とは? かつてなく深くまで抉り出した、現代日本を生き抜く女たちの夢と祈り――。平成の掉尾を飾る傑作!
(新潮社HPより)
1960年代に出会った3人の女性の物語。
早川朔(藤田妙子)・・・・イラストレーターとして活躍する
登紀子・・・フリーライターの先駆け的存在
鈴子・・・妙子と登紀子が関わっていた出版社の雑用係で入社。
3人の女性のそれぞれの生い立ちなども語りながら
3人が一挙に距離を縮めたのは、学生運動が盛んで大規模なデモが行われる
という新宿へ見物に行ったとき。
女性差別的なうっぷんとか、デモ隊に混じって投石するシーンは
良かったなぁ~。
それは後で会社から大目玉を喰らうことになるのだけど、この夜がなかったら
後々まで3人の絆が繋がっていなかっただろう。
イラストレーターの妙子は、大橋歩さんがモデルだろうなぁ~と読みながら
想像。
平凡パンチの表紙を描いていたのは知らなかった!
どんな表紙か興味があって調べたら・・・ヤフオフに出てた^^;
ライターの方は誰だろう?
参考文献にある三宅艶子さん、菊子さんがそうなんだろうな~。
激動の昭和の時代、頑張って出版業界で働いていた女性たちのドラマ。
凄く読み応えありました!
表紙の宇野亜喜良氏の絵も、昭和を感じるものでいい。
内容に凄く合っていて、素敵!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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