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発行年月:2002年5月

全選考委員絶賛の、第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作

脳死状態にありながら、月夜の晩に限り意思伝達装置を使って話をすることのできる少女・葉月。彼女は、自 脳死状態にありながら、月夜の晩に限り意思伝達装置を使って話をすることのできる少女・葉月。彼女は、自分自身の臓器を必要とする人たちに分け与えたいと願っていた。移植問題に深く切り込んだ傑作。

               (角川書店HPより)



初めて読んだ作家さん。
名前はなんとなく知っていたけれど、これがデビュー作とは!


脳死状態にありながら、自分の臓器を与えたいと望む葉月。
彼女の希望を叶えるため芥圭一郎医師は、その手伝いをしてくれる者の前に現れる。

暴走族幹部の高校生・高村昴。


昴は、臓器移植が必要な人たちに接触し必要な臓器を運ぶ。

第4章、5章がやはり印象的。
昴と葉月の接点が明かされる。

なんだか切ない二人の境遇。
葉月がまだ意識があったとき、出会っていたら、もしかしたら何かが変わっていたかも
しれないのに・・・・。


昴と兄のこの後の生き方が、良い方向に向かうといいな。

他の作品も読んでみたくなる作家さん!



                        ★★★★

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