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読んだ本の感想あれこれ。
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c5c957cb.jpg発行年月:2009年5月


『西の魔女が死んだ』の作者が贈る待望の最新長編小説。歯痛に悩む植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神・・・・。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。怪しくものびやかな21世紀の異界譚。

                     
(朝日新聞出版HPより)


『西の魔女が死んだ』も、少し不思議なファンタジ-でしたが、こちらも同じような空気感。
穴に落ちる前の出来事は旅先で歯痛のため、歯医者で応急処置を
してもらい、
「帰ったらすぐに歯医者に行くように」と言われる主人公の男・佐田豊彦。
しかし、旅先から帰ると辞令のため任地のf郷に向かう。

そして次の勤務先、f植物園。
植物の話がいろいろ。名前を初めて聞くものやら・・・・図鑑が欲しくなる!

転居後の住処は、大家の家に間借り。
そして、気になっていた歯の治療をしてもらうため訪れた歯科医院。
食事の為、立ち寄った洋食屋・スタ-レストラン。

これらに登場の人たちがちょっと変。
時々、動物(鶏だったり、犬だったり)に見えたり・・・。
そして、やけに「千代」という名前の女性が多く登場。

後半では、水辺で出会ったカエルのような坊や。

不思議なことだらけなのですが、これらの人々は、全部、自分に繋がりがあって、
その真相を知ったときは、感動!

なるほど!だから・・・で、・・・・なんだ!!


椋の木の巣穴の先に広がる異世界のお話・・・・楽しかった。

そういえば、前に読んだ『西の魔女が死んだ』でも、いろいろな植物が出てきたり、
この方のお話は植物が独特の世界を作ってる気がするなぁ~。

過去作品も読んでみよう。

★★★★★
 




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