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読んだ本の感想あれこれ。
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bbe760b8.jpg発行年月:2007年8月


片耳うさぎに気をつけろ。屋敷に入れるな。
入れれば人が殺される。

蔵波奈都は小学六年生。引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、どうしても馴染めない。しかも、このお屋敷には不吉な言い伝えがあるというのだ。弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生だった・・・・。

                                      
(光文社HPより)

この著者の作品を読むのは、初めてかな?
新刊本が面白そうで図書館予約して、過去作品もちょっと読んでみようと、こちらを先に読みました。

主人公奈都は父親が友達と経営していた会社が倒産し、東京近郊のマンションから父親の実家に両親と共に引っ越して来た。
その実家は、とっても大きな古いお屋敷で、廊下を歩いていても物陰から何かが出てきそう。
怖がりの奈都には、全く馴染めない。

父親は仕事を探しに行っていて、留守。
そして、母親もおばあちゃんの具合が悪く様子を見に行ったけど、週末まで帰れないと。
お屋敷には、お手伝いさんのほか、親戚が住んでいるので、数日間両親がいなくても不自由はない。
けれど。。。。心細く学校の隣の席の男子にそんな事情を言うと、それなら・・・・と紹介されたのが
中学生のさゆり。
前々から、蔵波邸に興味があったらしい。

会ったばかりだったが、お手伝いさんには、お友達に寂しいから暫く泊まって貰うことを告げさゆりが屋敷に入る。
興味津々であちらこちらの部屋を隅々まで冒険と称して覗き・・・・

そんな時、近所のおばあさんから聞かされる一家の恐ろしい過去。
一家で不吉なモノとされる「片耳うさぎ」の真相を探る奈都とさゆり。
怖がりだったのに、結構、のめり込んでいく奈都のその様子は、ちょっと頼もしい。
そして、自身の記憶から、その謎のヒントも掴んで・・・

何か恐ろしいことが起きる!?
ちょっとハラハラドキドキしました。

でも、最後は、温かいかんじ。

一族の恐ろしい過去の真相が明かされたときは、スッキリ。

なかなか面白かった。

表紙の絵も可愛いけど、この物語の雰囲気に合ってる!

★★★
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