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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年4月


 2030年、若者は恋愛も結婚もせず、ひとりで生きていくことを望んだ――国が立ち上げたお見合い制度「アカガミ」に志願したミツキは、そこで恋愛や性を知り、新しい家族を得るのだが……
若者の多くは恋愛も結婚もせず、子どもを持とうともしなかった。
彼らはひとりで生きていくことを望んでいたーー。

渋谷で出会った謎の女性・ログの勧められ、ミツキは国が設立したお見合いシステム「アカガミ」に志願した。しかし、これまで異性と話すことすらなかった彼女にとって、〈国〉が教える恋愛や家族は異様なもので、パートナーに選ばれたサツキとの団地生活も不安と驚きの連続だった。それでもシステムに手厚く護られた二人は、次第に恋愛やセックスを知り、「新しい家族」を得るのだが……。

生きることの痛みと選択、そして輝きを見つめる衝撃作!

                   (河出書房新社HPより)





近未来の話。
アカガミとは国が立ち上げた制度。
若者同士をひきあわせ、擁護の元一緒に暮らさせ、子どもを産んで貰うのが目的。
その制度に志願したミツキの話。
父親の死後、精神的に不安定になった母親と暮らすミツキ。
<アカガミ>に志願した家族は、その間、食事や生活費、必要ならヘルパーも支給される。

ミツキの相手・サツキは家族を生活苦から救うため、志願した。
けれどお互いに好意を抱き始める。
そして、ふたりは結ばれ子どもが生まれ・・・・


ミツキにとっては信頼できる男性に巡りあえて良かったのかな?
それでも、生まれた子どもも支配されるような国の在り方には恐ろしさを感じた。

若者の結婚率、出産率がどんどん減少している現在。
こんなこと、本当にならないことを祈るしかない!


でも、ミツキとサツキの今後が気になる。

興味深い内容で一気読みしちゃいました!


                       ★★★★
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