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発行年月:2014年3月


 人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。期待の若手が放つミステリの至芸!

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジック。「日常の謎」の名手が描く、王道的ミステリの新たな傑作誕生!

                   (新潮社HPより)




6つのミステリー。

どれも面白かったなぁ~。


<夜警>
交番勤務の部下の巡査が殉職。
その死の真相を知る先輩警察官

うわ~。こんな警察官居たら嫌だわ~。自分の失敗をこんな形で隠す人って最低。



<死人宿>
宿の近くに有毒ガスが貯まる窪地があり毎年、そこで亡くなる人が居ると言う。
そして、何やら遺書めりたものを拾ってしまう。

実際、こういう場所で不慮の死を遂げる人のニュースがあるけれど・・・
もしかして知っていて訪れた人居るのかな?なんて思ってしまった。



<柘榴>
美しい母から生まれた姉妹。
経済力がない夫との離婚を決めた母。
このままでは親権は母親に渡ると思った姉妹はある作戦を実行する。

なんだか嫌な話だったなぁ~。
この後、父親のもとで暮らす姉妹はどうなっていくんだろ?


<万灯>
バングラデシュで天然ガスの開発を計画し、現地を訪れた伊丹。
その村の有力者との交渉は難航する。部下はリンチまで受け帰国してしまう。
やがて自分が交渉に出向く。
するとライバル会社の森下という男も居合わせる。
計画を進めるために、ある決断を迫られ、伊丹は森下と協力してその条件をのむが・・・

これは、結構、緊迫していた話で、この短編集のなかで一番、ハラハラした。



<関守>
ライターの男が、伊豆半島の先端の小さな町に通じる峠で毎年のように起きる交通事故
の取材に向かう。
一部の人の間で「死を呼ぶ峠」と呼ばれている。
そこでドライブインを営む老女に話を聞く。

最初、話好きの気のいいおばあさんだと思ったけれど、途中から何だか嫌な予感が
してきて・・・・
ああ、やっぱり・・・怖



<満願>
8年の刑期を終えて出所した鵜川妙子。
その弁護をした藤井。
藤井は法律を学ぶ学生時代、鵜川家に下宿していた。
妙子には、いろいろとよくして貰い、恩義を感じていた為、弁護士となり
妙子が殺人を犯したと知り、弁護を引き受けた。

妙子が殺人を犯した本当の真意ってそんなこと?
ちょっとよくわからない理由だったな。

                            ★★★★

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