追い詰められた者たちが見つけ出した答え。
善意に満ちた悪
驚愕の心理サスペンス長編
(講談社HPより)
文庫化されたものが2009年4月に発行されているそうで、主人が「本屋の店員のPOPに10年に一度の傑作ってあったから読んだけど、なかなか面白かったよ」というので、わたしも読んでみました。
なるほど!これは面白い!
物語は3つの章に分かれています。
Ⅰ 教唆
Ⅱ 隠匿
Ⅲ 転落
Ⅰでは、あるホ-ムレスの語りで、食べる物を探すことが生きる為には必須の毎日の中で、偶然、出会った小学5年生の少女から食べものを貰い、そのお返しに彼女の下僕となった「ボク」
Ⅱでは、ボクを周囲には内緒で匿う女性との関係
Ⅲでは、ボクと匿った女性とが、関わった共通のある事件についての真相
こんなかんじかな?
これは、あまり説明するとこれから読む人の楽しみ(恐怖)を奪うことになるので、あまり書かないけど、兎に角、予想を覆す事がどんどん出てきて、読み進めるのが楽しみだった。
職場や、親戚や、近所、周りの人間たちの言葉や態度で追いつけられていく果てに起こすことって、恐ろしい。
誰の身近にもありそうな事だけに、背筋がゾクゾクした。
読みながら感じた「?」の幾つかは、段々に明かされるが、全ての「?」が明かされずに終わるため、読後もモヤモヤした違和感が残るのだけど、それも含めて面白かった!
この著者のほかの作品も読んでみようかな?
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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