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発行年月:2014年2月


夢が現実を浸食してゆく

殺してもいいんですよ───
リセットすれば何度でも殺せます
快楽を追求する都市「エピキュロポリス」の夢を繰り返し見る充(みつる)
これはただの悪夢か、それとも───

早くも本年の衝撃度No.1!
夢と現実の狭間を揺れる著者の最高傑作!

                 (祥伝社HPより)

 
主人公の日夏充は、システムエンジニアとして働いている。
ある日、中学時代の同級生・高峰と久しぶりに会い、再会を約束する。
そして、その翌日、中学時代の恩師の訃報を聞き、通夜に出かけ、再び
同級生・高峰と会う。
通夜の帰り、電車に乗り、その途中で、不思議な体験をする。
知らない都市になぜか居て・・・次に気が付いたら、日付が変わった昼間の電車内だった。

それから慌てて会社に行くが、大事な仕事をすっぽかした状態になり
突如、解雇命令が下される。

が・・・すぐに次の就職先が決まる。
次世代総合開発という会社。
そこの総括部調査室室長という肩書での辞令。
会社に出向くと、一人の女性社員・大槻砂季がいて、仕事内容などを説明される。
二人だけの部署。
仕事は、電話対応業務とレポート作成業務のふたつ。


不思議な会社だけれど与えられた仕事を淡々とこなしていく日々に、
まあまあ満足していく主人公。
しかし、時々、夢なのか、現実なのか、電車のなかにいて突然、辿りついた
「エポキュポリス」という都市に自分が居る。
そして、その都市の住人になることを強く迫られる。
果たして夢なのか?現実なのか?


主人公の戸惑いがそのまま読み手にも伝わってきて、どうなる?と気になり
先へ先へと頁を捲りました。
結局のところ、謎の都市・エポキュポリスって何だったんだろ?
死後の世界????
よくわからないまま終わってしまった感じだけれど、よくわからないなりに
楽しめたかな?

平山さんの作品はこういうかんじ多いなぁ~^^;
でも平山さんの書くこういう話、嫌いじゃないな。

好みが分かれる話でしょうけれど。


                           ★★★
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