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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2013年10月

限界集落と言われるほど田舎の養鶏場で、村田二郎は革命を起こそうと思っていた。もっとたくさんの人に「たまご」のおいしさを分かってほしい!その一途な気持ちだけで「卵かけごはん専門店」を開くことを決意したのだ。「え?家で食べられるものを?」と周囲は大反対するも二郎の心はうごかない。そしてついにオープン!果たしてそのお店の運命は? 小さな村に大きな奇跡がおこる?!

                   (徳間書店HPより)


都会からは程遠い田舎の限界集落である蛍原集落が舞台。
村の人たちが集うのは母と娘で切り盛りしている「居酒屋トミ子」。
主人公はそこで亡き父から受け継いだ養鶏場を経営している村田二郎(35歳)。
病気の母親・孝子(63歳)との二人暮らし。
近所の一枝さん(77歳)が家事を手伝いに通ってくれている。

二郎の養鶏場の卵は美味しい。
そして、二郎は同級生の臼山大吉と育てているお米「夢気分」も最高の味。
美味しい卵と美味しいご飯で、たまごかけご飯を作って皆に食べさせたい!
そんな二郎の夢は、たまごかけご飯専門店を作ること。
しかし、大吉は、反対する。
二人の意見は合わず仲たがいすることに。
大吉は自分の夢に向かって突っ走る。
そんな姿を母親の孝子は応援する。二郎の父親が養鶏場を始めたときも
同じような気持ちだったからと・・・・。

二郎のもう一人の同級生・直子は居酒屋トミ子の娘。
都会に出て結婚したが離婚して(旦那の浮気が原因)出戻って来ている。
直子は二郎の良き理解者。


ほかにも都会から田舎に引っ越して来た、駆け出しの陶芸家・若部毅(通称:ワカメくん)
や元寿司職人の桜田源三が、たまごかけご飯専門店に協力する。


良い物語でした!
人々が自分の出来る範囲のことで、協力し合う姿が清清しい。
仲たがいした大吉も影では二郎を応援していたということもわかり
ほっこりした気持ちになりました。

二郎は、本人の言うとおり、本当にツイてる!!
でもそれは、二郎の人柄が人々を巻き込むからでしょうね。

鶏とか生卵とか、苦手なんだけど、最初から最後まで楽しかった。


                         ★★★★★




 
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