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読んだ本の感想あれこれ。
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f66cdaa8.jpeg    発行年月:2013年3月


   終わりも答えもない恋愛の真実


9歳年下の鯖崎と付き合う桃。母の和枝を急に亡くした桃の親友の響子。
桃がいながらも響子に接近していく鯖崎……。"
誰かを求める"思いに、あまりに素直な男女たち="はだかんぼうたち"のたどり着く地とは-----。


                                                     
(角川書店HPより)


登場人物が多い物語。
はだかんぼうたちがいっぱい(笑)。

歯科医の桃(30代半ば)は、恋人の石羽と別れて9歳年下の鯖崎と付き合っている。
桃の友人・響子は4人の子持ち。
桃は響子のことをヒビキと呼ぶ。
そして、鯖崎はなぜか、響子に惹かれていく。

響子の母親・和枝は妻子持ちの男・山口と暮らしていた。
が・・・和枝が突然、亡くなり山口は和枝と住んでいた家の二階を間借りさせていた
大学生の安寿美の要望もありそのまま母の持ち家に暫く留まる。

和枝が山口と出会ったのが、出会い系サイトというのにはビックリ!
60過ぎてそういう出会いがある時代なのかぁ~!?
和枝は亡くなってしまっているので、この辺は、物語のなかで薄いかんじだけれど
個人的には、和枝と山口の関係に一番、興味あったなぁ~^^;

歯科医の桃は、父親の医院を継いで働いている。
桃には姉の陽がいるけれど、母親・由紀と陽の関係は昔からギクシャクしている。
陽は母親が怖いと言うし・・・実際、2人で会っているときの母親の陽に対する口調は、攻撃的。
母親と娘の関係って、鬱陶しいところあるのは、大なり小なり女性なら誰も感じるところだけれど
ここまでギクシャクした要因がイマイチ、よくわからなかったな。

そして、響子とそのの娘・未来との関係も、ちょっと由紀と陽と似ていて、ギクシャク。
こちらは、母親である響子が未来のことを恐れていた。


気持ちのままに誰かを求めながら生きていく人たちのなかで、ちょっと気の毒だったのが
山口の妻。
戻って来てくれるかも?って思っていたんじゃないかなぁ~?



登場人物たちのそれぞれを次々、いろんな場面で描く物語。
こういう物語は、どうやって終わるのか?と思いながら読んでいましたが・・・・
なるほど・・・唐突に終わるのですね。

この数年後、この人たちがどうやって生きているのか、ちょっと知りたい気にもなりますが
みんなそれぞれ、幸せでありますように・・・・。


                                          ★★★★
 
 
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