発行年月:2025年5月
5歳から6歳までの「とっちゃん」のお話。
みんなと一緒のことができない子供たち、
そしてそんな子供時代を過ごした全ての大人たちに、
マイペースなとっちゃんが教えてくれる大事なこと。
(理論社HPより)
とっちゃんが、本当に可愛い。
心のなかで、いろいろなことを思っていて
うれしかったり、かなしかったりすることが日常生活の色々な
場面で描かれている。
両親と2つ下の弟・ひーくんとの4人家族。
九州では庭に犬のポーちゃんも居たけれど
お父さんの転勤で一家は横浜の団地に引っ越しをすることになり
ポーちゃんは連れて行かれない。
ポーちゃんのことは、少し怖くて苦手だったのに、連れていけないと
知って寂しく思い、何度も「ポーちゃんはどうなるの?」と
聞く、とっちゃん。
凄く優しい子。
弟のひーくんは活発で、自転車に乗りたいといい
みんなで自転車屋さんへ。
とっちゃんは自転車に乗るのは怖いので、要らないというけれど
おかあさんもおとうさんも、とっちゃんの自転車も買おうといい
仕方なく買って貰う。
自転車の練習も本当は嫌だけど、頑張って一緒に。
ああ、とっちゃん、健気すぎる。
何事も慎重にことをすすめるとっちゃんは、決して知能が低いわけではない
と読んでいて思った。
けれど、小学校に上がり、最後にちのうてすとを受ける場面があって
ビックリ!
気分が悪くなってその日は出来なかったテスト。
後日、やるのかな?
とっちゃんの良いところをちゃんと認めて褒める大阪のおばあちゃんが
とても良かった。
こういう大人がずっとそばで見守ってあげられるといいんだけどなぁ~
少し切なくなるお話だった。
★★★
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発行年月:2024年10月
結婚は二人だけでするものではない?なら、みんな、なんのために結婚するの?
「二人で最高のパティスリーを作りたい」パティシエの達也と夢を共有し、
共に生きることを決めた涼音。
店舗開業の目処もつき、いざ婚姻届を出そうとした時、あることに気付いた。
どうして自分は当たり前のように、
「夫の氏」を選ぼうとしたのか?
ここにチェックをつけたら、〝遠山涼音〟は、どこへいってしまうのだろう。
夫婦別姓、結婚=幸せへの疑問……。
『最高のアフタヌーンティーの作り方』に続く、涼音の成長の軌跡。
(中央公論新社HPより)
前作がよかったので、その続編は読む前から期待度大。
結婚をする涼音と達也はふたりのお店を開業するために準備中。
けれど、婚姻届けを前にふと疑問に感じる涼音。
わたしが結婚するときには、考えもしなかった。
まあ、苗字が変わるのは、ホント、色々な修正が必要で大変だったけど・・。
夫婦別姓がまだ法律で認められていないのは「日本」だけって知らなかった!
涼音たちは、結局、法律がいずれ変わると見込んで
それまでは、パートナーシップ制度を利用することに決めた。
それもいいかもね。
二人で一緒に歩んでいくってことが大事で・・・。
それぞれの両親の説得が大変だったけれど涼音の祖父は理解があっていい。
戦災孤児になったときから
国を信じていないというのがちょっと切ないけれど・・・
涼音と達也がいない桜山ホテルのメンバーたちの様子も
最初は、ちょっとギクシャク感があったけれど、いい感じに
最後は、まとまって来た。
接客のチーフ・園田香織と新たにチーフシェフになった山崎朝子の
関係も変化したし
ちょっとヤンキーっぽい林瑠璃のダメ出しにもめげない新人の長谷川俊生
の関係もいい感じに変化してきて
今後の様子もちょっと気になる。
最後は、桜山ホテルの須藤秀夫シェフの娘・晴海の結婚披露パーティ。
晴美のパートナーは女性。
秀夫の反対する気持ちもほどけてきたみたいでよかった。
問題が色々な人にあって・・・でも最後はぜんぶいい方向にいくので
読後感はいい。
このシリーズまだ続くのかな?
続があるなら読みたい。
★★★★
発行年月:2025年7月
新たな一歩を踏み出すために。
大切な何かを取り戻すために。
思い出の品、お預かりします。
丘の上にある古いレンガの「別れの博物館」。
さまざまな想いを抱えた人々が、今日も博物館を訪れます。
「別れの博物館」収蔵物リスト
館長の<数>、喫茶店に飾られていた<額>、帽子作家の<針>、
手話ボランティアの<耳>、数学教師の<名>、着られることのない<服>……。
(幻冬舎HPより)
初読みの作家さんかも。
文章から漂う雰囲気が凄く好み!
別れの博物館の館長カケス(32歳)は、算数障害(ディスカリキュリア)。
自分の苦手が数字を収蔵品として並べる。
数は目に見えないので代わりに算数ドリルを。
二番目は額を預けにくる女性・木兎(つく)。
額には彼女がよく見る夢の風景を描いて入れてある。
バイトしていたレストランの壁に飾っていたのだけど必要なくなったと
三番目は帽子職人を引退しようと思っている女性・鵠戸(くぐいど)めぐみが
針を持ってくる。
四番目はウイと名乗る女性が自分の両耳のレプリカを持ってくる。
五番目には自分の名札を持ってきた高校の数学教師・田長道造(55歳)。
職場のホワイトボードに付けて使っていた勤務状況を示すものが使われなく
なったのでと。
番外編として一度も使われることがなかった白いタオル地でできたベビー服を
持ってきた初音。
それぞれの博物館に置かれた者たちが持ち主の物語を語る。
みんなそれぞれ大切な思いがその物たちに込められている。
大切だから捨てられずに、ここに持ってきたんだな・・・。
額に入った絵は、最後に持ち主の許可を得て、引き取りにきてくれて
嬉しかった。
温かい気持ちになったり切なくなったり、色々な人の物語を堪能した。
いい物語だった。
他の作品も読んでみよう。
プロフィールみて、え?1968年生まれで静岡県浜松市出身?
益々、応援したくなる(^^)
★★★★
手話ボランティアの<耳>、数学教師の<名>、着られることのない<服>……。
(幻冬舎HPより)
初読みの作家さんかも。
文章から漂う雰囲気が凄く好み!
別れの博物館の館長カケス(32歳)は、算数障害(ディスカリキュリア)。
自分の苦手が数字を収蔵品として並べる。
数は目に見えないので代わりに算数ドリルを。
二番目は額を預けにくる女性・木兎(つく)。
額には彼女がよく見る夢の風景を描いて入れてある。
バイトしていたレストランの壁に飾っていたのだけど必要なくなったと
三番目は帽子職人を引退しようと思っている女性・鵠戸(くぐいど)めぐみが
針を持ってくる。
四番目はウイと名乗る女性が自分の両耳のレプリカを持ってくる。
五番目には自分の名札を持ってきた高校の数学教師・田長道造(55歳)。
職場のホワイトボードに付けて使っていた勤務状況を示すものが使われなく
なったのでと。
番外編として一度も使われることがなかった白いタオル地でできたベビー服を
持ってきた初音。
それぞれの博物館に置かれた者たちが持ち主の物語を語る。
みんなそれぞれ大切な思いがその物たちに込められている。
大切だから捨てられずに、ここに持ってきたんだな・・・。
額に入った絵は、最後に持ち主の許可を得て、引き取りにきてくれて
嬉しかった。
温かい気持ちになったり切なくなったり、色々な人の物語を堪能した。
いい物語だった。
他の作品も読んでみよう。
プロフィールみて、え?1968年生まれで静岡県浜松市出身?
益々、応援したくなる(^^)
★★★★
発行年月:2025年8月
旅のお供は“まろ眉”の仔犬。幸せ求めて、いざ伊勢へ!
六十年に一度、皆が伊勢神宮へ向かう、おかげ参りの年。六つになる姪の結に、大坂の大店の跡取りになる養子話が舞い込んだ。しかし、本家からの迎えは来ず、なぜか伊勢まで結を連れて来て欲しいと文が届く。うまい話に乗っていいのか見極めるため、両替商の三男坊・九郎は、姉夫婦から頼まれて結を送ることに。拾ったばかりの仔犬のまろ丸をお供に旅に出たものの、行く先々で困った事に遭遇し、九郎はそのたびに良い考えを求められ……。
己の居場所が見つからない九郎と、大店の財を継ごうとしている結が、明日を懸けて東海道を西へ行く!
(角川書店HPより)
1830年、60年に一度のおかげ参りで伊勢までの旅に。
6歳の結と犬のまろ丸が大人をお供に出立。
両替商東屋の娘・結。
大阪では大店で知られる米問屋の花沢屋の家付き娘として迎え入れたいという話。
顔合わせは、大阪ではなく伊勢でという。
東屋を留守には出来ないので、同行は三男坊の九郎と荷物持ちとして手代の平八。
乳母のお加津。
まろ犬は、結が拾った仔犬。
おかげ犬として一緒に旅に。
結ちゃんとまろ丸が可愛い♪
でも旅が始まってすぐに乳母のお加津が脚を痛めてリタイア。
どうなる?と思ったら偶然、知り合った女性2人(お以登とお紺)と
男性一人(正次郎)が一緒に旅をすることに。
幼い女の子が心配で世話役をかって出てくれた。
親切心?嫌、なんか怪しくないか?と最初は疑ってしまった。
ま、終盤、実は・・・・結のお世話になる花沢屋の女将だとわかるのだけど。
東海道を歩いての旅を想像しながら楽しんだ。
地元の川(安倍川やら大井川)を渡る苦労もよくわかった。
人が運ぶって今、同じことをしなきゃ渡れないとしたら・・・・
幼い結ちゃんじゃなくても怖い。
伊勢での結ちゃん、迷子事件は、ハラハラ。
最後は丸くおさまりよかった。
九郎が結構、頼りになって機転も利くいい男だった。
東屋の三男坊だけれど、この先、結ちゃんと一緒に花沢屋で活躍するのかな?
そんな話も今後、読めるといいな。
著者のことは知っているけど、殆ど読んでない。
これからボチボチ、ほかのも読んでみようかな。
★★★★
(角川書店HPより)
1830年、60年に一度のおかげ参りで伊勢までの旅に。
6歳の結と犬のまろ丸が大人をお供に出立。
両替商東屋の娘・結。
大阪では大店で知られる米問屋の花沢屋の家付き娘として迎え入れたいという話。
顔合わせは、大阪ではなく伊勢でという。
東屋を留守には出来ないので、同行は三男坊の九郎と荷物持ちとして手代の平八。
乳母のお加津。
まろ犬は、結が拾った仔犬。
おかげ犬として一緒に旅に。
結ちゃんとまろ丸が可愛い♪
でも旅が始まってすぐに乳母のお加津が脚を痛めてリタイア。
どうなる?と思ったら偶然、知り合った女性2人(お以登とお紺)と
男性一人(正次郎)が一緒に旅をすることに。
幼い女の子が心配で世話役をかって出てくれた。
親切心?嫌、なんか怪しくないか?と最初は疑ってしまった。
ま、終盤、実は・・・・結のお世話になる花沢屋の女将だとわかるのだけど。
東海道を歩いての旅を想像しながら楽しんだ。
地元の川(安倍川やら大井川)を渡る苦労もよくわかった。
人が運ぶって今、同じことをしなきゃ渡れないとしたら・・・・
幼い結ちゃんじゃなくても怖い。
伊勢での結ちゃん、迷子事件は、ハラハラ。
最後は丸くおさまりよかった。
九郎が結構、頼りになって機転も利くいい男だった。
東屋の三男坊だけれど、この先、結ちゃんと一緒に花沢屋で活躍するのかな?
そんな話も今後、読めるといいな。
著者のことは知っているけど、殆ど読んでない。
これからボチボチ、ほかのも読んでみようかな。
★★★★
発行年月:2024年5月
ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。
東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事への向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。
直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけた桐人は、彼女の後ろ姿を追いかける。
たどり着いた先には、美しい星空が描かれたポスターがあり――「星空のキャッチボール」
桐人と直也の上司にあたるマネージャー職として、中途で採用された恵理子。
しかし、人事のトラブルに翻弄され続けた彼女は、ある日会社へ向かう途中の乗換駅で列車を降りることをやめ、出社せずにそのまま終着駅へと向かう。
駅を降りて当てもなく歩くこと数分、見知らぬとんがり屋根の建物を見つけ、ガラスの扉をくぐると――「森の箱舟」
……ほか、ホッと一息つきたいあなたに届ける、都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた、6つの癒しの物語。
(集英社HPより)
東京の虎ノ門にある会社「パラダイスゲートウェイ」のマーケティング部に
勤める人たちの話。
インターネット上のショッピングモールを運営。
最初の話は、矢作桐人。自分の担当する初出店の店舗の商品の着心地などを
自ら試して推薦コメントなどを書いている。
それを同期の寺島直也にばかにされる。
直也は見栄えがよく弁もたち、有名インフルエンサーを呼んで商品のCMを
作製するという派手な宣伝方法で目立っている。
桐人は直也の言葉にとくに深刻に受けず、自分のやり方を貫く。
ちょっと地味目の神林璃子は、1日中、パソコンに向かいデータ入力などを
していて、昼休みになると外へ。
桐人は璃子が科学館のおひるのプラネタリウムに通っていることを知り
自身もそれを気に入り日課に。
璃子が心に抱える重たいものがわかって・・・・
でも、それを桐人に吐き出せたことは、凄いよかった!
マネージャーの米川恵理子の家事&育児と仕事の両立の頑張りも応援したくなった。
映画会社からヘッドハンティングされてきた瀬名光彦も、桐人たちの働き方
考え方に触れて、自身の考えを変える。
流されるままに仕事をしてきて、妻には娘が20歳になったとき
離婚を言い渡され、それがどうしてか、理解できたのが大きかった。
璃子が休み時間や休みの日に一人で出かける博物館や美術館、図書館は
全部、いいなぁ~と思った。
夢の島に第五福竜丸が展示されているのは、知らなかった!
熱帯植物館もあったり・・・
この会社のあるエリア、凄く楽しそう。
癒しの隠れ家を持っているって、いいな。
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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