ああ、ここは不毛の地?それとも楽園なの?
エリート中学生に転校の悲劇。しかもド田舎の学校。同級生はこの3人。
1.バカ丸出しのサル男
2.いつもマスクの暗い女
3.アイドル顔負けの美女(?)
「ちがう者同士がひしめき合って生きているのが世の中です。
衝突があってあたり前。人間、もまれて強くなる」
退屈な田園に届く、おとうさんからのEメール。
ぼくのユーウツを癒す、救いのメッセージ。
でも、おとうさんって……?
(講談社HPより)
次女に薦められて読みました。
名前は知っていたけど、この作家さん、もしかして初めて読むかも?
主人公は中学2年の男の子・優。
父親は海外に単身赴任だが、父親方の祖父が最近、一人暮らしさせておくのが不安な状態とかで、母親と田舎に引っ越し事が決まる。
東京で、受験を突破に私立中学に通い、塾での模試もいつも好成績で、将来はエリ-トを目指す優には、田舎の公立中学への転校は最初から不満だらけ。
転校してみると、そこは予想以上の田舎で分校。
クラスメイトは・・・自分を入れて4人。
しかも皆、優から見たら普通じゃない。
おじいちゃんは自分の事を父親の名前・博史と呼ぶ。
家出を目論むけど、町で不良の3人組に捕まり、断念。その後も執拗ないやがらせ。
ハ-レ-モデルの単車に乗った謎の男。
優の不安定な気持ちの拠り所は、父親とのメ-ル交換。
優の気持ちを実によく理解し的確なアドバイスをメ-ルで送る父親。
ちょっと段々、もしかして?と気づきました。
馴染めなかった分校の仲間とは、すんなり打ち解けていくわけでないけど、少しずつ
良い方に向かっていく。
そんな様子が微笑ましく、ラストは、清々しいかんじでした。
全体の感想としては面白かった!大人が読んでも楽しめます!
この著者のほかの作品も読んでみよう。
★★★★
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六本木界隈で組長狙撃事件が発生した。
現場から立ち去ったのはロシア系の女と日本人の男。
その行方を執拗に追う暴力団、警視庁組織犯罪対策部。
東京、新潟、稚内。
東日本をまたにかけた緊迫の逃亡劇、戦慄のラスト!
(角川書店HPより)
警察小説で有名な著者らしいですが・・・今回、初めて読みました。
この物語は、事件を追う警察側というより、事件を起した犯人側目線で描かれた物語。
先ずは、殺人事件。
その被害者のロシア人女性の姉・タ-ニャが復讐に日本に訪れて、そこで彼女の旅のお手伝いをする事になっていた日本人男性・関口卓也が彼女の復讐劇に巻き込まれていく。
最初は、厄介な揉め事に巻き込まれるのを迷惑に思う関口が、段々にタ-ニャの手助けを自ら買って出る。
そこには、やはり恋愛感情が徐々に芽生えたということか?
タ-ニャが復讐する相手は、いわゆるヤクザ。
復讐を成し遂げた後も執拗に追いかけて来て、ハラハラドキドキ。
タ-ニャも負けてないから凄いんだけど・・・
無事にロシアに戻れるのか!?
巻き込まれた卓也は、本当に災難。気の毒。と思ったのは途中までで・・・・
最後は驚きの展開でした!
一番可哀相なのは、卓也の妹さんでした(/_;)
途中、何度かタ-ニャから離れる機会があったのに・・・変に律儀なんだから!
ヤクザの藤倉が敵ながら(?)見事な勘で、タ-ニャを追い詰めるのも怖かったな~。
ラストはビックリでしたが、最初から最後まで、一気に読める面白さでした。
直木賞受賞作「廃墟に乞う」は、まだ手元に来ないなぁ~(図書館予約中)
早くそちらも読みたい!
★★★
驚愕の一夜
明かりの消えた深夜のデパートのあちこちに蠢く人の気配。不穏な空気が流れ出し、静かに騒ぎが始まった。
所持金143円、全てを失った男は、深夜のデパートにうずくまっていた。そこは男にとって、家族との幸せな記憶がいっぱい詰まった、大切な場所だった。が、その夜、誰もいないはずの店内の暗がりから、次々と人の気配が立ち上がってきて----。一条の光を求めてデパートに集まった人々が、一夜の騒動を巻き起こす。
(講談社HPより)
図書館予約でかなり待ちました。
期待しました。
で・・・・・正直・・・・退屈だった。
登場人物多すぎる。
デパ-トに閉店後まで潜んでいる人、そんなにいるか!?^^;
ま、でも物語なので、その辺は良いとして・・・
・所持金わずかのホ-ムレス状態の46歳の加治川英人46歳
・百貨店勤務だが腹いせで退職金代わりに宝飾類を盗もうと企てる29歳の山添真穂
・親のクレジットカ-ドを盗み家出してきた高校生カップル・ユカとコ-ジ
・暴力団から逃げている元警察官の塚原仁士
彼らが最初は別々に描かれ、次第に出会って生まれる物語。
彼らが潜む鈴膳百貨店側の社長・矢野や警備員の半田と信なども加わり結構、話はあちこちに。
その辺がやや疲れて面白いんだけど、ちょっと途中で飽きましたね~^^;
ラストはハッピ-な雰囲気でよかったけど。
デパ-トに潜むお話では
アレックス・シアラ-の「魔法があるなら」がとても素敵なお話だったので、つい比べちゃって・・・もっとスッキリしたお話ならなぁ~なんて思ってしました。
やや体力的に疲れ気味で読んだので悪かったかな?
★★
愛する人が望む死を受け入れられますか?
交通事故で意識不明になった婚約者の自宅から「尊厳死」の要望書が見つかった……。
元医学ジャーナリスト、『感染』の著者による慟哭のミステリー。
(冬幻舎HPより)
これは、最初から最後まで、ずっと「自分ならどうする?」「どうしたい?」と自問しながら読んでいました。
難しい問題です。
すぐに答えが出ない。
交通事故で意識不明になり回復の可能性はきわめて低いと診断された40歳の三島耕一。
過去に癌を患い、生死をさ迷いながら再発の危険性からもやっと逃れた矢先。
入院生活のなかで、いろんな患者の最期をそばで感じながら自身の尊厳死についても考え書面に残していた。
耕一の意思は「尊厳死」を強く望むものだが、周りの家族や婚約者である公子は、その事実に戸惑う。
悩みながら、あるものは意思通りにさせてあげたいと結論をだす。
でもまた違う者はどんな状態でも命の限りそのままそこに居てほしいと思う。
なかなか皆が一致した結論は出ず・・・・
そんな中起きる、事故(?)
ここに出てくる人たちの考え方はいろいろですが、そのどれもに同感できる部分があって
読みながら、これは難しい。
結論はどうしても出ない。
と思いました。
そして、その「尊厳死」を希望している耕一の少し前に自分の考えを書いたメ-ルの文面を見て
さらに・・・・・う~んと悩んでしまいました。
生きて意識がちゃんとしてるうちに、家族と最期はどうありたいか?を
話し合っておかないと、いけないかな?
なんて思いました。
この著者の作品は毎回、ホントに考えさせられる内容だな~。
★★★★
発行年月:2002年8月
医学ジャーナリストが描く迫真のミステリー
ウィルス研究医・仲沢葉月は、ある晩、外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。しかし夫は別の女からの呼び出しに出かけていったまま音信不通、幼子は焼死体で発見された。痛み戸惑う気持ちで夫の行方を捜すうち、彼女は続発する幼児誘拐殺人事件の意外な共通点と、医学界を揺るがす危険な策謀に辿りつく----。医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス! 第1回小学館文庫小説賞受賞作
今回は誘拐事件から始まり、その児童の遺骨が母親の元に届けられるという衝撃的な出だし。
最初からミステリ-の予感。
最初から、それがどう医療の話と繋がっていくのか?期待感いっぱい。
事件の真相を追うのは、外科医・啓介の妻・葉月。
感染症研究所のウイルス研究部門に勤務している医師。
誘拐事件と共に行方不明の啓介を探しつつ、亡くなった啓介の先妻との子ども・宏がかつて外国で臓器移植手術を啓介も関わるなかで行なわれていた事実を知る。
いろいろな謎を追う葉月。
医師としての知識、人脈を頼りに、明かされていく真相。
そこには、また衝撃的な事実が・・・あ~もうペ-ジをめくる手が止まらない!
面白かった!と同時に、臓器移植の実態は果たしてどうなのか?ここに書かれていることは実際にもあり得る事?
医師・啓介はここには登場してこないのですが、欲を言えば彼の苦悩した心情などの過程がもう少し描かれていたら良かったかな?
哀しい辛い決断をしたんだなぁ~と想像すると胸が詰まります・・・(/_;)
医師であり、医療ジャ-ナリストとしての著者の作品はいつも考えさせられる事が多く、
読み応えも十分!!
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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