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読んだ本の感想あれこれ。
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51lFSykkqYL__SX230_.jpg   発行年月:2011年12月


   崩壊寸前の地域医療はドクターヘリで救えるのか?
   赤字病院の再生を図る世良院長は訪問看護の拡充をかかげ、
   外科医の今中を極北救命救急センターに派遣する。
   北海道のドクタージェット構想は実を結ぶのか?
    『極北クレイマー』に続く迫力満点の第2弾。


                          (朝日新聞出版HPより)



「極北クレ-マ-」の続編ですが・・・・話をちょっと忘れてしまっていたので、読みながら少しずつ思出だした次第^^;

極北市民病院で建て直しを図るため派遣された世良ドクタ-。
そしてそれを支える外科医の今中。
医師はその2名。
看護師も数名。
夜間急患を受け入れる体制などとれるはずもなく、そういう場合は雪見市の極北救命救急センタ-にお願いしている状況。

世良ドクタ-の徹底したことは
訪問介護の拡充、人員削減、投薬抑制。

途中、世良の指示で、極北救命救急センタ-に派遣される今中。
そこには、ジュネラルル-ジュの凱旋の主人公・速水ドクタ-が副センタ-長としていた。
知ってる医師が出てくると面白く読めますね・・・笑
そして、相変わらずのハチャメチャぶり。
でもそれが結構、格好いい。
花房師長も登場で・・・このふたりは・・・・と思ったら・・・・最後の方で、意外な人とのラブロマンスが明かされてビックリ!


医療現場の問題提起がいつも物語のなかに描かれる海堂作品。
今回は、ドクタ-ヘリのあり方について、なるほど・・・と思うことがあれこれ。
マスコミによって、現場の問題が公にされてしまうことも、なかなか頭がいたいことだけど、逆にそれを利用するのはいいかも!


しかし、そろそろ、人間関係相関図が欲しいな。
このひと、どこかで出てきたな・・・と思っても???

年代別、医療機関別の相関図が付録でついてくれないかなぁ?
個人的に強く思う・・・^^;

ややぼやけた相関図を頭に描きながらでも十分、楽しめますが・・・・


★★★★
 
PR
7d893c1d.jpeg   発行年月:2012年1月


   小劇団を主宰する大輔と瑞穂夫婦は、児童養護施設に暮らす小学生のひなたを週末だけ里親として預かることなった。天才的子役の才能を持つひなたをめぐり、瑞穂、大輔の三者三様の視点で、現代の新しい家族の在り方をコミカルに描く長編小説。



                              (朝日新聞出版HPより)



大輔・瑞穂の夫婦とひなたの関係が、ほのぼの。

施設で催されていた劇で主役を務めていた、ひなたの演技力に驚嘆して、週末里親に、ひなたを受け入れることに決めた大輔たち。
大輔が依頼人から頼まれた設定の通り、完璧な演技をするひなた。

病気の老人を見舞う孫娘を演じたり・・・・
そして、大輔の主宰する劇団の舞台にも立つようになる。

当初は、子どもの役者が欲しくて、ひなたを預かっていた大輔たちだったけれど、ひなた自身に愛情が沸いてくる。


瑞穂は、無性愛者という変わった設定で、大輔と夫婦ではあるけれど、夫婦という関係を築いていることで世間的に暮らしやすいからという割り切った考え方。

そこにひなたが入ることで、他人からみれば、子どもがいる家族。

ひなたには、母親が居るのだけど、育児放棄の末、施設で暮らすことになった為、母親に対しては嫌悪感しか抱いていない。

終盤、大輔の言った「・・・・俺と瑞穂とひなたは、3人のチ-ムなんです」という言葉はいい!
無理に家族になろうとしなくても、良い人間関係を築いているチームと思えば、ひなたも受け入れ易いでしょう。
10歳のひなたが、大輔夫婦と知り合い、今後も成長しながら、このチ-ムが継続していったら素敵だな。


シェークスピアを愛する大輔のせりふも面白かった♪


                                           ★★★
5135kRCX0ZL__SX230_.jpg   発行年月:2011年10月


   東京ディズニーランドを舞台に、ウォルト・ディズニーが最も信頼した清掃員、「そうじの神様」ことチャック・ボヤージン氏と、カストーディアル・キャスト(清掃スタッフ)たちが繰り広げる感動物語。「働くことの本当の意味」を問いかける。



                           (ソフトバンククリエィティブHPより)



著者である鎌田氏が体験したことを物語り形式にしている本。

物語は4つ。
「夢の国の落し物」
「月夜のエンタ-ティナ-」
「魔法のポケット」
「夢の、その先」

ディズニ-ランド内の掃除を、夜じゅうかけて行っている人たちの物語。
最初は、掃除の仕事にあまり誇りを持っていなかった者。
家族には仕事内容を偽っていたり・・・・・
また自分は誇りをもってやっているのに、家族から「大学まで出て、そんな仕事をしてるなんて・・・」と思われたり・・・・。

けれど、ちょっとしたことに気づくと、掃除も大切で誇りを持てる立派な仕事なんだと思えるという内容。
最後の話は、著者がディズニ-ランドで働きたいと思ったキッカケかな?と思える内容のものでした。

物語を通して登場するス-パ-バイザ-(管理者)・金田が、著者なんでしょう。

自分が経験したことをそのままでなく物語として書いたことが、面白い。


そして、こんな風に仕事に誇りを持って働く人ばかりのディズニ-ランドって、やっぱり素晴らしいなぁ~と思った。

金田が直接、指導を受けたアメリカのディズニ-ランドの初代カスト-ディアル・マネ-ジャ-であるチャック・ボヤ-ジ氏の言葉には素敵な言葉がいろいろ。

一番、心に残ったのは・・・
「そうじは汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ」

なるほど!!

短い話ですが、良いお話でした(^^)   


★★★
 

41btmMfVUrL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年11月


マンションの一室で孤独死を遂げた老人。
遺品整理の最中、8ミリフィルムが見つかる。
そこには温かく微笑む中年女性の姿が映っていた……。
「無縁社会」と呼ばれるいま伝えたい絆と想いの物語。


                                                        (早川書房HPより)



  物語は、アパ-トの管理業務を請け負う会社のアルバイト社員である青年・門川が担当のアパ-トで一人部屋で亡くなっていた老人を見つけることから始まる。
ニュ-スで時々、報道される孤独死だと思われたが、後日、会社の命令で遺品整理に訪れ、そこで見つけたノ-トや大量の映画雑誌、そして8ミリフィルムが気になる。
門川自身も映画が好きで映画監督になりたいという夢を持っていたから。 


8ミリフィルムを映し出してみると、ある女性が写っていた。
それから、その老人の生前のことを調べる。

彼が関わってきた人々から聞く話。
特攻隊兵の生き残りでありこと。
戦地に行く前に慌てて祝言をあげたこと。
その妻とは、戦後半年で別れていたこと。

調べていくと、どんどん亡くなった老人のことを知る人にたどり着き、生前の様子がわかってくる。

戦友の人たちが語る訓練中に亡くなった友の話は切なかった(/_;)

最初は気の毒な孤独死の老人と思ったけれど、孤独な人生を歩んだわけではなかったんだと信じたい。
たまたま亡くなったときに一人で居ただけ。
孤独死と呼んで憐れんでしまうのは、何か上から目線でその人のことを勝手に決め付けてしまうことかもしれないと、ふと気づいた。


地味な話だけど、なんだかジ~ンとするものがあった。


関係ないけど・・・↑だけなぜかいつもと違う色の文字。
なんでだか、わからない^^;



 
513lWNPk0pL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年10月


14歳の冬、父親を殺された――。親友が、大事なものを、すべて奪っていく。
一気読み必至。乱歩賞作家が射止めた、会心の感動ミステリー!

「父さんが殺された。親友の父親に」
刑事による警官殺し。憎悪と絶望を胸に、親友だった二人の人生は激変する。仇討ちを誓った少年は刑事に。世間を敵にまわした少年は裏側の世
界に。その間で揺れ動く女心ふたつ。二人の人生は二度と交差しないはずだった。さらなる事件が起きるまでは――。

                                    (講談社HPより)


仲良しだったふたり、三条隆史と向田伸人。
共に警察官の父を持ち、いつかは自分達も・・・と夢見ていた。
でも14歳のある日、そんな友情をぶち壊す事件が起きてしまう。

伸人の父が隆史の父を射殺したという。

なんて衝撃的な・・・・!!

でもこれは、きっと間違いで、きっと物語が進むうちに真相が明らかにされるに違いない!と思いながら読み続けた。

隆史と伸人のそれぞれのその後を描きながら、事件の真相を追う。

苦しみ悩むふたりだけどそれぞれの身近にいる人たちが支えになる。

そして、事件の真相が明かされたときには、ホッとした。
ふたりの友情が再び戻る。

読み終えて、再び最初のプロロ-グを読むと泣ける。

最初から最後まで一気読みでした!



★★★★


 
 
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