発行年月:2006年3月 (単行本/2002年5月)
(文春文庫HPより)
本の存在は知っていたけれど、この表紙の赤ちゃんがちょっと不気味で
嫌な話かな?と敬遠していた。
でも、今回、読んで・・・・「ナニコレ?この医者、かなりヤバイ(^^ゞ」。
短篇連作で、伊良部一郎(35歳)の元にくる悩みを抱えた患者たちの物語が5つ。
最初に訪れたとき、皆、「やばい場所に来ちゃったな・・・」と感じるのに
何故か、通い続ける。
伊良部、患者のために、わざとこんな風に?
患者との接し方も独特で、犯罪じゃないのぉ~?みたいなことまで
平気で躊躇なくするし・・・
でも、結局、伊良部と接していくうちに患者たちは、最初の悩み事から
解放されていく。
う~ん。名医なのか????
最近、最新刊の4冊目が出た様子なので、それまでを続けて読んでみよう。
でも、なぜこの表紙なんだろ????
★★★
発行年月:2021年9月
(幻冬舎HPより)
猫や犬たちと暮らす人たちの話が5つ。
みんなが幸せそうだから、始終、ほんわかした気持ちで読めていい。
ネコ好き、犬好き、夫婦が同じように猫や犬に愛情を持てると
ペットの居る生活は楽しいだろうなぁ~。
わたしの場合は、無理だなぁ~。
夫が動物嫌いだし、もしかしたら、自分の寿命が先に尽きるかも?と
思うと残して逝けないし・・・・。
それより、亡くなったときの哀しみに耐えられないかも~と思ってしまう。
群さんの小説に出てくる猫ちゃんの話は、可愛い猫ちゃんの姿を想像できて
最高の癒し(^^)
★★★
発行年月:2007年10月
おかえり、ダグラス――。永遠の名作『たんぽぽのお酒』で描かれた、あの夏の日がよみがえる。あたらしい物語は一年後、夏の終わりにはじまる。子どもたちを支配する老人たちとの戦い、時計塔の爆破、はじめての異性への感情……。人生との和解を学びはじめた少年の心の揺らぎをあざやかに描いた、名手ブラッドベリによる少年文学の最高傑作。
(晶文社HPより)
「たんぽぽのお酒」の続編。
36年後に出された続編。
でも、ダグラスはまだ少年のまま14歳。弟のトムは12歳。
やんちゃぶりは、益々・・・^m^
トムも立派な相棒になっていて、兄を助けている。
今回は、老人カルヴィン・C・クォーターメイン(通称・キャル)
とその仲間たちとの対決。
少年たちは、老人たちがかつて子どもだったことがあるとは信じられず
何なら人間でもない、自分たちとは全く異質の敵だという。
そして、キャルのチェスの駒を全て盗む。
老人たちが自分たちを駒を動かして操っているんだという仮定のもと。
それから庁舎の古時計を破壊する。
時計がなければ、自分たちは自由になれるという仮定のもと。
でも、ダグラスのおじいちゃんが、それは違うんじゃないか?と
優しく諭す。はっきり否定するのではなく、自然とダグラスが
「あれ?間違えたかな?大変なことをしちゃったのかも!」と気づくように
持って行くのが凄い。
結果、老人とダグラスは、お互いを敵対心を持たずに近づく。
めでたしめでたしというかんじ。
「たんぽぽのお酒」より、こちらのほうがわかりやすいかな?
いずれにしても、最高な物語。
★★★★★
発行年月:1971年6月
夏の陽ざしの中をそよ風にのって走る12歳の少年ダグラス。その多感な心に刻まれるひと夏の不思議な事件の数々。輝ける少年の日の夢と愛と孤独を描ききった、SF文学の巨匠が贈るファンタジーの永遠の名作。
(晶文社Hより)
夏が始まると読みたくなる。
これ、購入したのは、中学生になったばかり位だったかな~?
本好きな、母の知り合いからのお薦め。
この表紙の本はもう絶版みたい。
挿絵が長信太さんでそれも凄く気に入っている。
主人公は、12歳のダグラス少年。
好奇心旺盛で、やんちゃな男の子。
それでも鋭い、感性の持ち主。
夏の始まりを肌で感じ取り、自分はいま生きているんだ!と実感できる子。
弟のトムは、ダグラスより理性的というか大人っぽい考え方をする子。
ダグラスに振り回されているかんじかな?
舞台は1928年のアメリカのイリノイ州 の小さな町グリーンタウン。
夏が始まる直前、大人たちは収穫したたんぽぽでお酒を仕込む。
グリーンタウンの住人が色々登場するけれど、大人はなぜか高齢者が多い。
物語のなかでダグラスは、そんなお年寄りの死もみる。
大好きな、おおおばあちゃんも亡くなる。
亡くなる前のおおおばあちゃんの話は素敵。
こんな風に皆、穏やかに死を迎えられたらいいな~。
他にも殺人なのか?
ある女性の死も出てくる。
そんな体験を続けてしたダグラスは、感受性が強いためか医者も原因がわからない
という熱を出し意識不明の状態に。
いつもお兄ちゃんに振り回されているトムがオロオロする様子がかわいい。
大嫌いだと思っていたのに・・・・って。
兄弟ってそんな感じだろうな。
グリーンタウンの住人の色々な話がそれぞれ興味深いので
アッと言う間に読んでしまった。
続きの<さよなら僕の夏>も今から読もう♪
やはり、最高な1冊だったな。と今回も思う。
★★★★★
発行年月:2022年11月
(集英社HPより)
高校生の堀川と松倉が再び謎を追う。
以下、備忘録としてここに記しておくのでネタバレ大。
今回は、本に挟まったまま返却された一枚の栞。
その本を返却した者の後ろ姿を見たのは堀川。
栞には猛毒のあるトリカブトの花が透明フィルムの中にあった。
後日、学校の教師が倒れ救急搬送されるが、その後、退院。
謎を追う二人は校舎裏で穴を掘り、何かを埋めている女子生徒・瀬野を見つける。
埋めていたのは枯れたトリカブト。
そして、もう一人気になるのは堀川と松倉と同じ図書委員の委員長の東谷里奈。
本に挟まってたトリカブトの花の栞を二人が管理していることはおかしいと
他の落とし物と同じ所で保管するべきだと、二人が貼った
栞の持ち主が申し出てという掲示物を剥がした。
元々、その栞は中学生の時、瀬野が親友の櫛塚奈々美と二人で作りそれぞれ
持っていたものだという。
謎を追ううちに少し見えてくる栞の存在の目的。
色々なことに悩み、自分たちのお守り的な物として持っていたトリカブトの栞。
櫛塚奈々美の両親は離婚していて、奈々美は母親と暮らし、妹は父親と。
妹の名前は、和泉乃々花。
保健室横に掲示されていたポスターのモデル。
そのポスターは写真コンテストで入賞したものだが、モデルが手にしていたのは
トリカブトの花。
瀬野と親友・奈々美だけの栞が何故か他人の手にも広がっているのは
それを配っている者がいるから。
それは誰?
乃々花と付き合っている、図書委員の植田ではないか!?
と推察する。
奈々美の母と再婚した父親はクズ男だったが、ある日、亡くなる。
それから奈々美の不幸な暮らしは少しずつ改善された。
瀬野は義父が亡くなった原因はもしかしたらトリカブト?と疑っている。
色々な謎が膨らんでおおよその背景はわかってきた。
でも、本当のところはどうなのか?
謎を残したまま終わる。
けれど、謎のままでいい。
「俺たちの出番は終わった」と松倉が言うように、彼らは一高校生なのだから。
堀川と松倉、良いコンビだな。
また二人の物語が読みたい。
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
