発行年月:2022年9月
「私たちはどうしようもなく、別々の体を生きている」
夫婦。血を分けた子を持ち、同じ墓に入る二人の他人。
かつては愛と体を交わし、多くの言葉を重ねたのに、今はーー。
夫が何を考え、どんな指をしているのかさえわからない。
「私のかんむりはどこにあるのか」
(幻冬舎HPより)
16歳、光の学校に虎治が父親(自衛官)の転勤で転校してきた。
2人は付き合い始め高校卒業後、一時は別れるが5年後の21歳で再会し再び
付き合い始め、結婚。
それから息子・新が生まれ、虎治が70歳過ぎに亡くなるまでのことが
光の目線で語られる。
ごく普通の夫婦の物語だけれど、そこにある生活の描写はとてもリアル。
子どもが成長し、子どもにも社会のなかで色々な人間関係が出来てきて
そこに発生する問題について、夫婦で意見が違うと、まず
「え?この人こんな人だったっけ?」と思うこと、どこの夫婦にも
あると思う。
その時、夫婦が同じような考え方をする場合は良いけれど・・・
そこから始まる相手への違和感。
でも、まあそれは仕方ないことだよ・・・と10年後くらいのはわかること。
夫婦なんて元々は育った環境の違う他人なんだから。
そういう違和感を抱えながらも大抵は、別れるのも面倒で夫婦を持続させて
いくんだろうな~。
でも子どもが独立して親の役目をほぼ達成した後は、やはり近くに
他愛もない話を出来る存在として夫(妻)がいてくれたらそれは、それで
いいことかな~?
夫婦ってなんだろうな・・・・・
よくわからないね~。
表題の意味もよくわからなかったな。
★★★
(幻冬舎HPより)
16歳、光の学校に虎治が父親(自衛官)の転勤で転校してきた。
2人は付き合い始め高校卒業後、一時は別れるが5年後の21歳で再会し再び
付き合い始め、結婚。
それから息子・新が生まれ、虎治が70歳過ぎに亡くなるまでのことが
光の目線で語られる。
ごく普通の夫婦の物語だけれど、そこにある生活の描写はとてもリアル。
子どもが成長し、子どもにも社会のなかで色々な人間関係が出来てきて
そこに発生する問題について、夫婦で意見が違うと、まず
「え?この人こんな人だったっけ?」と思うこと、どこの夫婦にも
あると思う。
その時、夫婦が同じような考え方をする場合は良いけれど・・・
そこから始まる相手への違和感。
でも、まあそれは仕方ないことだよ・・・と10年後くらいのはわかること。
夫婦なんて元々は育った環境の違う他人なんだから。
そういう違和感を抱えながらも大抵は、別れるのも面倒で夫婦を持続させて
いくんだろうな~。
でも子どもが独立して親の役目をほぼ達成した後は、やはり近くに
他愛もない話を出来る存在として夫(妻)がいてくれたらそれは、それで
いいことかな~?
夫婦ってなんだろうな・・・・・
よくわからないね~。
表題の意味もよくわからなかったな。
★★★
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発行年月:2022年9月
さっ、行こう、ひとりで。 そして、力いっぱい世界を抱きしめよう!
1948年、終戦後の日本。中学2年になったイコの周囲には、やけどを負った同級生や傷痍軍人の物乞いなど、今だ戦争の傷跡が多く残されていた。母を早くに亡くしいつも心のどこかに不安を抱えるイコだったが、英語の授業で習った【~ing=現在進行形】にがぜん夢中になる。「現在進行形、今を進むという事!」急展開で変わっていく価値観に戸惑いながら、イコは必死に時代をつかもうとする。そして「いつかどこかへ行きたい。私ひとりで」そう強く願うようになる。でもまだ、日本からの海外渡航が許されない時代。手段も理由も見つからないまま大学を卒業したイコに、ある日大きなチャンスが巡ってくる……。「魔女の宅急便」の著者・世界的児童文学作家、角野栄子の『トンネルの森 1945』に続く自伝的物語。戦後の日本を舞台に、懸命に自分の路を探す少女の成長をエスプリとユーモア溢れるタッチで描く著者の原点ともいうべき作品。87歳、角野栄子は今も現在進行形だ!
(角川書店HPより)
角野さんの自伝的小説。
中学2年から大学を卒業し、社会人になるまでの話。
幼い時から「ここではない世界に行ってみたい」と思っていて
その通り、いつも未知の世界に自分から飛び込んでいくイコ。
逞しいなぁ~。
お父さんのセイゾウさんも理解ある方。
学校で知り合った友達とは、ずっといい関係。
困ると必ず、導いてくれる人が現れたりするのは、イコが素敵な人だから
でしょうね。
早稲田大学を卒業して紀伊国屋書店の編集部に就職。
その後、ブラジルへ。
ブラジルでの生活も気になる。
そのことは、また続きで書いてくれるのかな?
期待して待とう。
現在87歳ということだけど、NHKの番組での日々の様子を見る限りまだまだ
活躍できそうなかんじで、とても素敵。
また元気な姿も見られるといいな~。
★★★★
(角川書店HPより)
角野さんの自伝的小説。
中学2年から大学を卒業し、社会人になるまでの話。
幼い時から「ここではない世界に行ってみたい」と思っていて
その通り、いつも未知の世界に自分から飛び込んでいくイコ。
逞しいなぁ~。
お父さんのセイゾウさんも理解ある方。
学校で知り合った友達とは、ずっといい関係。
困ると必ず、導いてくれる人が現れたりするのは、イコが素敵な人だから
でしょうね。
早稲田大学を卒業して紀伊国屋書店の編集部に就職。
その後、ブラジルへ。
ブラジルでの生活も気になる。
そのことは、また続きで書いてくれるのかな?
期待して待とう。
現在87歳ということだけど、NHKの番組での日々の様子を見る限りまだまだ
活躍できそうなかんじで、とても素敵。
また元気な姿も見られるといいな~。
★★★★
発行年月:2022年12月
仏映画の巨匠ジャック・タチによる名作映画「ぼくの伯父さん」の小説版。大人になった少年が変わり者の伯父さんとの日々を回想する物語。ピエール・エテックスによる線画イラストも収録。
仏映画の巨匠ジャック・タチによる名作映画『ぼくの伯父さん』の小説版。大人になった少年が変わり者の伯父さんとの日々を回想する物語。タチ映画のポスターイラストを手がけたピエール・エテックスによる線画イラストも魅力。
(発行/KTC中央出版)
映画の名前は知っていた。
面白そうだなと思っていたけれど・・・
今回、その映画を元にした小説が出たとしり、手に取った。
イラストも満載で素敵だった!!
物語は、ジェラールが8歳の時、母の兄である伯父さんと接したことを回顧する
形の物語。
ジェラールの父親はプラスチック工場の工場長で、自宅は最新の電化製品が揃い
メイドもいる裕福な家庭。
ユロ伯父さんは、定職にも就かず、街中をぶらぶらと歩き回る日常。
木曜日になるとジェラールの学校まで迎えに来て、二人で過ごす。
とはいえ、伯父さんは特にジェラールに気を遣うかんじもなく、自分の思うまま
行動し、それにジェラールが付いていくかんじ。
風変りなおじさんと少年のいるその風景がなんとも和むかんじ。
これは映画で観たいなぁ~。
最後は、伯父さん、どこか遠くの地に行ってしまうのだけど、その後のジェラールとの
交流とかはなかったのかな?
素敵な1冊でした♪
★★★★
(発行/KTC中央出版)
映画の名前は知っていた。
面白そうだなと思っていたけれど・・・
今回、その映画を元にした小説が出たとしり、手に取った。
イラストも満載で素敵だった!!
物語は、ジェラールが8歳の時、母の兄である伯父さんと接したことを回顧する
形の物語。
ジェラールの父親はプラスチック工場の工場長で、自宅は最新の電化製品が揃い
メイドもいる裕福な家庭。
ユロ伯父さんは、定職にも就かず、街中をぶらぶらと歩き回る日常。
木曜日になるとジェラールの学校まで迎えに来て、二人で過ごす。
とはいえ、伯父さんは特にジェラールに気を遣うかんじもなく、自分の思うまま
行動し、それにジェラールが付いていくかんじ。
風変りなおじさんと少年のいるその風景がなんとも和むかんじ。
これは映画で観たいなぁ~。
最後は、伯父さん、どこか遠くの地に行ってしまうのだけど、その後のジェラールとの
交流とかはなかったのかな?
素敵な1冊でした♪
★★★★
発行年月:2008年6月
稲穂が金色に輝き、風に揺れてシャラシャラと唄を奏でる山陰の秋。
娘の奈緒子、孫の嫁・美代子、曾孫・東真、近所の花屋の店員・史明の四人に送られ、九十二歳の松恵は息を引き取ろうとしていた。
松恵は、先だった夫が今際の際に発した残酷な言葉を思い出す。
奈緒子は、だれの子だ…。
「百年近くを生きれば、全て枯れ、悟り、遺す思いもなくなり、身軽に旅立てるとばかり信じておりましたが、どうしてどうして、人間って簡単に軽くはならないようです」
多くの人の心を受けとめ救った大おばあちゃんが、美しい風景に送られ、今日旅立ちます。
(小学館HPより)
藤崎松恵92歳の臨終の場面から始まる。
悲壮感はない。
松恵が穏やかな表情で、静かにその時を待っている様子がいい。
松恵の子どもたち
そのまた子どもたちとその子どもたち。
子ども、孫、ひ孫・・・誰にとっても松恵は大切な存在だった。
松恵とそれぞれのエピソードからも、皆に優しく接した様子がわかる。
素敵な人だな~。
家族以外にも慕われて、なんと幸せな臨終。
そして葬儀の様子もうえから眺め、それにしてもほんとうに、いい日和です。
とても美しい一日です。と言っている松恵。
こんな穏やかな気持ちで最期を迎えられたら理想的だな。
表紙の絵とタイトルも素敵。
★★★★★
(小学館HPより)
藤崎松恵92歳の臨終の場面から始まる。
悲壮感はない。
松恵が穏やかな表情で、静かにその時を待っている様子がいい。
松恵の子どもたち
そのまた子どもたちとその子どもたち。
子ども、孫、ひ孫・・・誰にとっても松恵は大切な存在だった。
松恵とそれぞれのエピソードからも、皆に優しく接した様子がわかる。
素敵な人だな~。
家族以外にも慕われて、なんと幸せな臨終。
そして葬儀の様子もうえから眺め、それにしてもほんとうに、いい日和です。
とても美しい一日です。と言っている松恵。
こんな穏やかな気持ちで最期を迎えられたら理想的だな。
表紙の絵とタイトルも素敵。
★★★★★
発行年月:2022年4月
解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。
累計495万部突破シリーズ、総決算!
(集英社HPより)
ホテル・コンテシア東京で繰り広げられる警察官とホテル従業員と容疑者たちの
あれこれ。
今回もホテルのなかでは殺人事件は起きなかった。
でも最初から最後までドキドキ。
今回は、過去に起きた殺人事件(犯人によって殺されたという意味も含め)の
被害者遺族たちがホテル内に同日宿泊。
3つの過去の事件とその被害者遺族が捜査によって浮かぶ。
それぞれの遺族たちの動きを注視する警察官たち。
警部の新田浩介とホテル従業員の山岸尚美は、映画の木村拓哉、長澤まさみが
やはり浮かんでしまう(^^ゞ
彼らはどうして同じ日に集まったのか?
そこには、もうひとつの過去の事件が関係してくる。
恋人を刺殺した長谷部奈央。
2人でホテルで大量の薬物を摂取し、奈央も発見時は怪我を追っていた。
そして自分が刺殺したこ自覚は全くなく、奈央自身が真相を警察から聞かされ
ショックを受けた。
裁判では、事件当時の精神状態が正常でなかったとして不起訴処分に。
しかし、奈央は心身のバランスを崩しサポート施設で生活を送っていた。
自分の犯したことを認められず、どうしたら罪を償えるのかに苦しむ。
奈央が死ななくて良かったと思いつつも、奈央はまだまだ苦しみ続けなければ
ならなくなったのだなとも思い、なんとも複雑な気持ち。
そして新田は、警察官を辞職して、ホテルマンになるの~?
そうなった後の話も読めるのかな?
★★★★
(集英社HPより)
ホテル・コンテシア東京で繰り広げられる警察官とホテル従業員と容疑者たちの
あれこれ。
今回もホテルのなかでは殺人事件は起きなかった。
でも最初から最後までドキドキ。
今回は、過去に起きた殺人事件(犯人によって殺されたという意味も含め)の
被害者遺族たちがホテル内に同日宿泊。
3つの過去の事件とその被害者遺族が捜査によって浮かぶ。
それぞれの遺族たちの動きを注視する警察官たち。
警部の新田浩介とホテル従業員の山岸尚美は、映画の木村拓哉、長澤まさみが
やはり浮かんでしまう(^^ゞ
彼らはどうして同じ日に集まったのか?
そこには、もうひとつの過去の事件が関係してくる。
恋人を刺殺した長谷部奈央。
2人でホテルで大量の薬物を摂取し、奈央も発見時は怪我を追っていた。
そして自分が刺殺したこ自覚は全くなく、奈央自身が真相を警察から聞かされ
ショックを受けた。
裁判では、事件当時の精神状態が正常でなかったとして不起訴処分に。
しかし、奈央は心身のバランスを崩しサポート施設で生活を送っていた。
自分の犯したことを認められず、どうしたら罪を償えるのかに苦しむ。
奈央が死ななくて良かったと思いつつも、奈央はまだまだ苦しみ続けなければ
ならなくなったのだなとも思い、なんとも複雑な気持ち。
そして新田は、警察官を辞職して、ホテルマンになるの~?
そうなった後の話も読めるのかな?
★★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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