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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2006年9月


 慶応四年、鳥羽伏見の戦に破れた十五代将軍・慶喜は朝廷との仲立ちを皇女和宮に頼む。和宮に密命を授けられた土御門藤子は京へ向かうが、行く手には多くの敵が待ち構えていた! 史実を基に新進気鋭の作家が描く幕末大河ロマン。

                   (双葉社HPより)




土御門藤子という名前を初めて知りました!

和宮に仕える大奥最上位の上臈を勤める身ながら、自ら危険な任務を遂行しようと
江戸から京に向かう。
江戸が戦火に包まれるのを防いだ人物とも言える。
すごい偉人じゃないか!?

こんな凄い人が居たんだなぁ~。
多少の脚色はあるでしょうが・・・・・
勉強になることが多かった。


京に向かう道中、幾つかの危機を助けた伊賀者の仙田とのロマンスも
中盤以降楽しみました(^^)


植松さんの取り上げる歴史上の人物は、本当に魅力的!
これからも大いに楽しませて欲しいなぁ~。


                         ★★★★★
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発行年月:2004年7月


 不思議な色のパーカを着た少年との出会いにより、
変化のない日常に流れ込んできた過去の時間。
そんな中、10年前タイムカプセルとして埋めた「自分への手紙」が届く。
文藝賞受賞後第一作!


                   (河出書房新社HPより)



なんとなく図書館棚から選んだ本。
表紙の絵に惹かれて・・・

タイムカプセルと表題があるけれど、女子大生むつ美の日常を描いている物語。
実家から離れて一人暮らし。
1つ上の従姉妹・桐子は就職活動中で、自分の下宿先より、むつ美の下宿先の方が
就活には便利と度々、泊まりに来る。

むつ美は、ある日、大学内で深緑色のパーカーを着ている男子学生が何となく
以前、見たような気がして気にかかる。
その後、それは地元の親友・佐野の弟だと判明。
やがて、言葉を交わすようになる。

佐野の弟は、最後まで名前わからず・・・・。
でもそんな佐野弟とみつ美の関わり方がなんだか楽しかった。

桐子の就活は、思う様に進まず、この後、何処かに内定を貰ったのか?

何事も収束することなく物語は終わる。

でも、それがいい。
日常のある期間を描いただけというかんじで・・・

特に感動するような物語ではないけれど、面白かった。

文学賞受賞の作品も読んでみたい!



                           ★★★



発行年月:2002年6月(単行本は1999年7月)


 
これほど手放しに、一人のひとを恋うることができたら。江國文学の最高峰。

昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの”“神様のボートにのってしまったから”――恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。

                   (新潮社HPより



葉子は、娘の草子を連れて点々と住む場所を変える。
草子が「なぜ引っ越しばかりするの?」と問うと
神様のボートに乗ってしまったから・・・・と答える。

幼かった草子は、母親のいう事に理解出来ない部分もありながら従うしかない。
ある意味、母親の犠牲。
住む場所ごとに、優しい人たちに出会い、友達も出来て、それらは
全て思い出として、葉子の言う箱に仕舞われる。

過ぎたことは箱の中。
過ぎたことは変わらないもの。いつもそこにある。すぎたことだけが確実に
私たちのもの。

母親の独特の考え方は、面白い。
なるほどね・・・と思ってしまう。

しかし、中学生になった草子は、ついに神様のボートから降りる、
ママの世界にずっと住んでいられなくて、ごめんなさいと謝りながら・・・

草子が良い子なのに救われる物語だったなぁ~。

で、最後、葉子の願いも叶うのにはビックリ!
葉子が羨ましすぎる。


                        ★★★★



発行年月:2015年2月


 小説史上最古の三角関係を林真理子が描く!
恋愛小説の神様による小説「源氏物語 宇治十帖」。
雑誌『和樂』で連載中から人気を博した、
平安貴族たちがくりひろげる一冊完結の恋愛群像劇。
約1000年前に紫式部が書いた「源氏物語」を現代に甦らせた傑作小説。

(あらすじ)
凡庸だが、どこか男好きのするひとりの女性-浮舟。
彼女を巡って光源氏ゆかりの貴公子ふたりが、
究極の恋愛ゲームをくりひろげる。
薫と匂宮、ふたりの男からの求愛に
思い悩んだ浮舟がとった前代未聞の選択とは?
小説史上最古にして最強の三角関係を
描ききった林真理子版「源氏物語 宇治十帖」ここに開幕!

                    (小学館HPより)



貴公子2人とは・・・

光源氏と女三の宮の子である、薫と
今生帝と明石の中宮の三男である匂宮のふたり。

薫は光源氏の子。匂宮は光源氏の孫にあたるが、年が近いことから兄弟の
ように育つ。
が・・・女性が絡むとそのライバル心は激しく、
それぞれの胸のうちに秘めたものを描いているこの物語は
ドロドロの三角関係の物語。
でも、やはり平安時代の雅な世界の物語ゆえ
何か優雅さも感じてしまう。
そんな風に感じさせる林さんの巧さもさすがだなぁ~と思った。



宇治の八の宮の娘
大君と中の宮、八の宮とは離れたところで育った浮舟。
それぞれの生き様が哀しい。
2人の貴公子と巡り会ったために起きる波乱。

大君が病に倒れなお、妹の行く末を案じていた姿は心打たれた。

林さんの小説源氏物語は、読みやすくて面白いなぁ~。


                          ★★★★★



発行年月:2009年4月


 別れたはずなのに続く、
 男女の不思議な関係を描いた
 傑作五篇を収録!


7年前に別れた恋人が、ある日突然、あぐりの部屋を訪ねてきた・・・

(「お茶が熱くてのめません」)。
終わった恋の苦さを描いた表題作ほか、
別れたあとにも続く男女の不思議な関係と、
それぞれが抱く微妙な感情を巧みに描いた珠玉の5篇。
巻末に著者インタビューを収録

                      (ポプラ文庫HPより)



<お茶が熱くてのめません>
7年ぶりに会った元恋人。
ドラマの脚本として、自分が妻と子と別れ父親から継いだ会社を倒産させた話を
買ってくれないか?と言う


<もと夫婦>
元妻から、困ったことが起きるたびに呼び出される。
ドロボーが入った、財布を忘れ食事代が払えないなどなど・・・

<下町>
別れた夫と度々会う。
また一緒に暮らさないか?と


<よかった、会えて>
40男が28歳の女性から結婚を言い渡され、結婚式当日。
だが・・・花嫁が来ない。

<夢のように>
ドケチの昔の男(ホテル代を立替えさせる男)から連絡あり。
他の女と結婚するからと別れた男。



他人事だから面白く読んだ。
こんなこと身内のものが同じ状況になったら、
<下町>に出てきた母親みたいに、ヤキモキするだろうなぁ~。

巻末のあとがきにかえて<ユーモアはあらゆるものに勝る>は、面白かった!
著者のユーモア好きです♪


                          ★★★
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