きっとまばゆい明日が待っているから。



「自分革命」を起こすべく親友との縁を切った女子高生、
家系に伝わる理不尽な"掟"に苦悩する有名女優、
無銭飲食の罪を着せられた中二男子……
森絵都の魅力をすべて凝縮した、多彩な9つの物語。
(角川書店HPより)
2000年から2012年まで、いろいろなテ-マで書いた9つの短編集。
どの話も良かった♪
最初の「ウエルカムの小部屋」からクスリ^m^
主人公の女性は、誰もが羨む婚約者がいたのに破談になり、結婚したのは自称発明家の夫。
夫婦の会話が笑える。
そして、その結婚も破綻するのだが・・・・・
トイレ=ウエルカムの小部屋・・・・その例えが可笑しくもあり哀しいお話でした。
一番好きだったのは、「ブレノワ-ル」。
フランスのブルタ-ニュ地方出身の男が主人公。
男は故郷の親戚たちが信心深く昔から受け継がれる因習に辟易し、故郷を飛び出してパリの二つ星レストランで働いていた。
そして、自分自身も融通が利かない性格のため多くの女性と付き合うが最後は愛想を尽かされていた。
が、初めて同志と呼べる女性・サラと出会う。
サラも同じ地方出身であったことから、とんとん拍子に結婚。二人で故郷に帰ることに。
そして、今まで自分が煩わしいと感じていた慣習だが、そこには母親の息子に対する深い愛があったのだと知る。
母親ってそういうものなのよね~としみじみした気持ちになりました。
表題作「気分上々」は一番最後にありました。
中学2年生の男子が主人公。
この頃の男子って・・・・・バカっぽくて愛らしい(笑)。
こちらも気分上々にさせて貰いました♪
楽しい短編集でした(^^)
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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