音楽を愛する死神の前で繰り広げられる6つの人生
ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に、
ある時は本格推理風に……様々なスタイルで語られる、
死神の見た6つの人間模様
(文藝春秋HPより)
伊坂作品のちょっと前の作品。
面白いと人から聞いて・・・まだ読んでなかったな・・・と読んでみた。
うん!面白かった!
死神っていうと不気味なかんじだけど、ここに登場の死神は、なかなかユニ-ク。
人間界に紛れ込んで生活し、担当者の死を「可」か「見送り」か判断する。
殆どの場合は「可」だそうですが・・・・例外もありました。
人間界では「千葉」と名乗り、時には青年。
時には中年会社員と姿を変えて担当者に接触する。
6つの話の4番目「恋愛で死神」がよかった!
死神の担当は、23歳の青年・荻原。
同じマンションに住む女性・朝美に片思いし、その後、彼女がスト-カ-被害に遭っていることを知り、撃退しようとして逆に殺されちゃう。
何で「見送り」にしてあげなかったのよぉ~!!と思ったけれど・・・・・
死ぬ間際に死神に言った言葉にドキッ!
そうか、彼はこれで満足だったのか?と思ったら切なくて泣けて来た(/_;)
そして6番目の「死神対老女」では、4番目の話と嬉しい繋がりがあって
それを知ったときは、嬉しかった♪
ササッと読めて面白くて・・・・
これは、ほかの人にも薦めたくなる本だと思った!
伊坂作品、過去作品にまだ読んでないのがあるので、また読んでみよう!
★★★★★
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;