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読んだ本の感想あれこれ。
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41o72G6Y7zL__SX230_.jpg   発行年月:2011年7月

銀行の取引システムを支える技術屋たちの奮闘を描く。統合を控えた2つの銀行の、違うタイプのエンジニアが最後に得るのは不信か友情か。度重なるトラブルに立ち向かう熱い人間ドラマ。期待の超大型新人が、毎日を懸命に生きるサラリーマンにエールを贈る!

                             (双葉社HPより)



読み始め暫くは・・・・理解不可能でした^^;

銀行の子会社でシステム管理をする会社MSS(明徳銀行システム株式会社)で起きたトラブル。
それを直すために悪戦苦闘するエンジニアたちの様子が書かれているのですが。。。。
出てくる言葉が専門的で???????の連続でした。
こりゃ~困った。この物語を理解出来ない(;O;)

でも頑張って判らないなりに読んでいくと・・・・会社のなかのメンバ-たちのやり取りから、トラブル対処に追われながらもカリカリしたあまりなく、良い人間関係だなぁ~なんて思った。

MMSでプロジェクトマネ-ジャ-を務める横田大志を皆が慕っているかんじ。


MMSの親会社である明徳銀行は、東邦銀行と合併することが決まっていて、その東邦銀行方の同じようにシステム管理をする会社TSK(東邦システム開発)エンジニアには、中瀬川という男がいる。

トラブルについて、電話で横田と中津川が話す場面では、中津川の威圧するようなキツイ物言いが、腹立たしく、この両社は合併して大丈夫なのか??と心配になる。

 

トラブルがひとつ片付くと、また次のトラブル発生と苦難が続く。
こんな仕事していたら、胃の痛むことばかりだろうなぁ~。

でもMSSの若手社員のひとり、佐武範子(愛称・ノリノリ)は、仕事になんとなくやる気を失っていたが、トラブルの原因を突き止める。

ここら辺から、なんだか苦難の終息が見えて来て、明るい方向に・・・。

トラブルは最悪なんだけど、そんな状況のなかで芽生える人間関係もあって、最初は敵対心みたいな感情をお互いに持って接していた、それぞれの会社のエンジニア、横田と中瀬川にもトラブルを終息させたことで絆が生まれるという美しい終わり方でした。

合併後のMSSとTSKは、どうなっていくのかなぁ~?
ちょっと気になる。


読み終えてみれば、なかなか面白かった!
途中放棄しなくて、ホント、良かったぁ~。

著者の福田さんの経歴を見ると・・
金融機関でシステムエンジニアとして勤務していたことがあるそう。

なるほど・・・・だからこんなリアルな状況の物語が書けたんだ~。

同じような仕事をしている人なら、わたしが途中放棄を考えた最初の部分から没頭して読めるんでしょうね・・・。


★★★★    
 
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