昭和の香り漂うアパートで、へんてこな住人に面食らい、来し方を振り返っては赤面、行く末を案じてはきりもなし……。40代シングル女子の転機を描く、ほのぼの笑える長篇小説。
(中央公論新社HPより)
楽しいお話でした。
主人公の花村茜は43歳、独身。
15年前に母が逝き、その後一人暮らしの父・桃蔵は、老後の支えにアパ-ト「花桃館」を経営していた。
その父も亡くなり、茜はアパ-トを相続することに。
古いアパ-トで取り壊したいと思うが、壊すにもお金が掛かる。
そこの住人たちを立ち退かせるのも厄介そうだと、最初は渋々、引き受けたアパ-ト経営の様子が、空いている部屋101号室に住み込み、住人たちと接するなかで、起きる諸々のことが愉快。
103号室の住人・雨宮季華からは父の知らなかった生前の様子を聞かされたり
201号室の住人・妙蓮寺一家は父子家庭(3人の男の子あり)ゆえ、母親みたいな助けもしたり
302号室の住人・玉井ハルオにはウクレレ演奏の場を同級生・尾木の経営するバ-に紹介したり
まだまだいろいろな関わりのなかで、生まれる新たな人間関係。
全体にほのぼのしていて、とても楽しい物語でした。
★★★★
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(04/18)
(04/16)
(04/10)
(04/07)
(04/03)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア