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読んだ本の感想あれこれ。
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2d12e187.jpg   発行年月:2010年8月

   とても静かな、食うか、食われるか。最新作品集

   見知らぬ女からもらった朝顔の種を育てるうちに
   呼び起こされる、先輩医師の記憶。
   山の自然のうつろい、生と死を見つめる3つの作品
 

                           (文藝春秋HPより)

 


初めて読む作家さん。
過去作品には映画化もされた「阿弥陀堂だより」などあるそうです。

この本は文芸雑誌に紹介されていたのを見て、図書館から借りました。

表題作の「先生のあさがお」のほか「熊出没注意」「白い花の木の下」の2編の作品が収められていて、その共通の主人公は初老の医師。
信州に住んでそこの総合病院の医師として勤務している。
二人の息子は、独立して家を出て、今は夫婦で暮らす日々。


読みながら、この医師は著者自身の事なのか?
全部が事実とは言い切れないような気もするし・・・・・と不思議な感覚でした。
読んでいると、この医師は、診療に疲れ、パニック障害、うつ病と診断され精神科入院も勧められた過去があるとあるが、これは事実なのか??


まあ、それは置いておいて・・・・
話は、病院でのことや家のこと、奥さんとのことなどいろいろ。
夫婦仲は、結構良さそうで二人で過ごす時間の描写が、のんびり、ほんわかしている。
一緒に温泉旅館に出かける最初の話「熊出没注意」からそんな印象を受けました。
次の話「白い花の木の下」では、患者である老婆から貰った山菜のあるという場所の地図を頼りに夫婦で探しに行く話もほのぼの。

最後の表題作「先生のあさがお」は、かつてお世話になった先輩の先生が育てたあさがおの種を貰い育てる話でしたが、どの話にも共通なのは「死」。
その「死」は、忌み嫌うものでは決してなく、誰の元にも必ず訪れるもので、自然なことだと改めて気づかせてくれるかんじ。

「白い・・・」で夫婦と訪れた山のなかで過去に検視依頼で訪れた場所だと気づく場面は、ちょっとゾッとしたけれど。。。^^;


なかなか渋くて、独特の雰囲気がある物語(?)でした。
著者経歴を最後に見たら・・・1951年生まれとあり、え?意外と若いじゃない?と思いました。
読んでいる最中、この作品中の主人公は70代後半くらいの医師かなぁ~?なんて思っていたので、
やはり、これは、著者自身の経験を元にしたフィクションだったのかな?

映画化された阿弥陀堂だよりも気になるな~。
過去作品も読んでみようかな?


                                                 ★★★
 

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