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発行年月:2021年5月


ゴッホの胸を撃ち抜いたのは誰だ?
オークション会社に持ち込まれた一丁の錆びたリボルバー。
「ゴッホの自殺」。アート史上最大のミステリーに迫る傑作長編誕生。
あらすじ
パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴(たかとおさえ)は、小さなオークション会社CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)に勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。
高額の絵画取引に携わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。
それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだというーー。
「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか?」
「――殺されたんじゃないのか? ……あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」

                    (幻冬舎HPより)




ゴッホの死の真相をマハさんなりの解釈で物語にしたもの。

拳銃自殺されたと伝わるゴッホ。
その拳銃だというものがパリ8区の小さなオークション会社に持ち込まれる。
持ち込んだのは画家・サラ・ジラール。
彼女は、その銃を母から遺されたと。
その母親も画家で自身も母親から遺されたという。


サラの母親・エレナの話では、驚くべき事実。
エレナの祖母は、ゴーギャンの愛人だったのだと。


ゴーギャンが元々は持ち主だったという銃。

最終章のゴーギャンの独白。


ゴッホとの関係性がよくわかる。
お互いの才能を認めながら、お互いがお互いの才能に複雑な想いを抱いていた。

なるほど・・・そういう解釈も成り立つのかぁ~。
凄いな、マハさん。


ゴッホの死は、こういう風に起きてしまったことだったと考える方が
なんとなく救われる気持ちになれる。



読み始めたら一気読み間違いなしの物語です!



                       ★★★★★
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