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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2020年1月


岩居久澄、二十七歳。無職。実家暮らし。今のところ生活に不満はない。
不満はないけど、不安はある。私の将来どうなるんだろう……。
そんな久澄に奇妙なバイトが舞い込んだ。
祖母の代わりに芝居を見に行き、感想を伝える。
ただそれだけで一回五千円もらえるという。
二つ返事で了承した久澄は、初めての経験に戸惑いながら徐々に芝居の世界にのめり込んでいく。とても楽しい。
けど、久澄には疑問があった。
なぜ劇場で毎回あの老紳士に会うんだろう?


                 (徳間書店HPより)


祖母の代わりに歌舞伎、オペラ、観劇と見に行くことになった久澄。
最初は、歌舞伎座。
そこで隣に座った紳士と会話。
不可解に思ったことを一緒に解決して親近感を覚え、その後も訪れる劇場で再会。

紳士の名前は堀口。演劇を批評する仕事をしているという。


色々な劇場で遭遇するちょっとした事件の顛末も興味深く、歌舞伎やオペラの
大まかな内容も興味深く、機会があれば見てみたいと思わせる。


ずっと気になっていた、紳士の正体。
祖母のしのぶのやはり知り合いだったんだ~。


無職だった、主人公が無職になった経緯は、なんとも腹立つ!
何も悪くない人が、嫌なやつのせいで精神的に傷を負って職まで失うことを
選択しなきゃならなくなるなんて!

でも、新しい環境に踏み出したらしいことがエピローグでわかってホッとした。

ラストの祖母と紳士の再会の場面で終わるのもいい!

歌舞伎、すぐ見に行ける土地に住んでいる人が羨ましいなぁ~。


                      ★★★
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