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読んだ本の感想あれこれ。
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a7545049.jpeg発行年月:2009年11月


進学のため上京した鳥貝は、大学で出会った学生に、ある男子寮を紹介される。二階建ての洋館に住まう“おとな”な男たちに鳥貝は翻弄されるばかり・・・。生意気で才気溢れる青年たちと素直で愛らしい少年。

長野まゆみワ-ルド全開。

                   
(筑摩書房HPより)


楽しかった♪
こういう話、大好き!

東京の大学に進学が決まった鳥貝。誕生日が3月なので、まだ17歳。
まだ住む所が決まらず、大学の下見を兼ねて斡旋している物件はないものか?と思っていると一人の男子学生が「学友クラブを訪ねたらいい」とアドバイス。
そのアドバイスに従い、訪ねると、男子寮が空いてたはず。家賃は1万で・・・・・と願ってもない好条件!しかし、寮長の面接があると言う。その前に先ずは実際、見てみなくてはと寮を訪ねそこで出会う寮の面々。

実は最初に声を掛けてきた学生も、学友クラブと称して鳥貝に男子寮を説明した学生も、寮のメンバ-だった。

登場する名前がみんな珍しい。

安羅(ヤスラ?)、白熊(ハグマ)、多飛本(とびもと)、時屋。
百合子・・・女性?と思ったら、これは苗字で男性だったし・・・^^;


寮を訪ねる鳥貝と寮のメンバ-とのやり取りが愉快。
純情な少年・鳥貝は皆の餌食か?なんてちょっと心配(多少、期待・・・笑)。

いろいろな「?」の部分が話が終盤に差し掛かると、次々、解けてゆく。

最初の「エピロ-グ」の部分の謎も解決。

なかなか美しいお話でした。
「白いひつじ」 「アプリコットパイ」・・・物語の謎のキ-ワ-ドたち。


この表紙がまた美しい。
最初、ひつじ雲の写真?と思ったけど、本の最後に
装画 ヴィルヘルム・ハンマ-スホイ 「ライアの風景」とありました。
これは絵画なんですね~。

いいな。この表紙。


長野作品は、大抵どれも好きだけど、これはもしかして、わたしの中では一番かも!


★★★★★

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