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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2018年7月

検察官は、一人一人が独立した司法機関だ。
巷を騒がす西成ストーカー殺人事件を担当している、
大阪地検一級検事の不破俊太郎と新米検察事務官の惣領美晴。
どんな圧力にも流されず、一ミリも表情筋を動かすことのない不破は、
陰で能面と呼ばれている。
自らの流儀に則って調べを進めるなかで、容疑者のアリバイは証明され、
さらには捜査資料の一部が紛失していることが発覚。
やがて事態は大阪府警全体を揺るがす一大スキャンダルへと発展し――
警察内から裏切りと揶揄される不破の運命は、
そしてストーカー事件の思いもよらぬ真相とは――

                   (光文社HPより)



中山さんの新シリーズかな?

今回もキャラが濃い。
検事の不破俊太郎。
彼が能面のようにどんな場面でも表情を変えないようになったキッカケに
なった事件がなんだかここで追っている事件の真相より気になった。

不破検事について行動する新人検事事務官の総領美晴は
名前からして女性だろうな~?とは思ったけど不破とのコンビが
今後どうなっていくのかも気になる。

新人がゆえ未熟だけど、読み手と同じような疑問を不破にぶつけてくれる
ので、読んでいて楽しい。


舞台は大阪。
そして大阪府警本部のずさんな資料管理やら結構リアルに描いていて
そいういえば、実際もそんなニュースあったなぁ?と思った。
冤罪がこんなことで生まれるとしたら怒りしかない。


不破が能面検事として生きて行くのは過去に関わった事件にたいする
贖罪だとしたら、なんだか切ない。

シリーズ化して、表情は能面でも人間味はあるというところを読みたいな。

新人の美晴の成長も気になる!


シリーズのスタートだとしたら、まあまあかな?


                      ★★★



 
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