大学生の佐々木ましろは、小学6年のとき、何者かに連れ去られ監禁された過去からPTSDを抱えカウンセリングにより事件に関する記憶を封印されていた。犯人はその後も不明で事件の真相も明かされぬまま。
ある日、自分に何らかの危険が及ぶとその防御反応のように強い「殺気」を感じることに気づく。
過去の自分の事件を探るうち、ほかの事件の真相も知り、また新たな事件も起きるが・・・・
表紙の絵や表題から勝手に想像した何やら不穏な雰囲気は、最初の方で打ち砕けられたかんじでした。
結構、明るい青春小説のかんじ。
ましろの抱える過去が気になるし、彼女自身もそれを知りたい様子なので、どういう真相が隠されているのか気になり、読み続けました。
表題にもある「殺気」は、ましろ自身が感じる防御反応なんですね?
その力を使って、ちょっとした危機を回避できたりするのは、いいな。
そういう力、あると便利かも^^;
彼女の周りの友達やバイト先の店長など、結構、愉快でそのやりとりが楽しかった。
ファッションショ-に出場の場面は本題から逸れてる感あったけど面白かったからいいか?
後半、ましろの未解決の事件の真相、友人理美子の父親の死の真相が明かされ、そこに加わるように同級生・尾形の犯した誘拐事件の真相と、ややゴチャゴチャしながらも見事に解決したのは、スッキリ。
尾形の犯した罪は、友人たちの説得(?)で幾らか軽くなるのかな?
でも、理美子の父親の死の真相は、知らされてよかったのか?
真実を知ることは大事とは言い切れないような・・・・複雑な思い。
軽く読めるけど、読んですぐ感じた通りミステリ-というより、これは、やはり青春小説だな。
わたしは、嫌いじゃないから楽しめたけど、ミステリ-好きには、ややつまらないかも?
★★★
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★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
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★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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