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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年9月

性はすなわち、生きることである――。
生と死とエロスの芳醇な世界を描き、読者を魅了し続ける著者が、
十二年ぶりに放つ貴重なエッセイ集。
人生の輝き、ときめきを瑞々しい言葉で紡ぐ46篇!

                (河出書房新社HPより)



小池さんの小説は好きですが、エッセイは初かも?
以前に出されたという「闇夜の国から二人で舟を出す」を読んだ記憶が
ないので・・・・^^;
それから12年ぶりのエッセイだそう。


軽井沢の別荘で同じく夫の作家・藤田宜永氏と猫との生活。
初めは犬派だったという小池さんが猫好きになったキッカケの猫・ゴブとの
出会いから別れ。
猫好きには共感する箇所多いので、「うんうん」と心のなかでうなずきながら
読んだ。


ご両親の死、特にベッド上で殆ど、言葉を発しなくなったお父様との
語らいの場面は、なんだか泣けてきた。
でもきっとお父様にとって、凄く幸せな時間だっただろうなぁ~。
安らかな気持ちで最期を迎えたんじゃないかな?と思える。

最後の方は、親しかった作家仲間の死についても
渡辺淳一さん、稲葉真弓さんとこんな風に親交があったんだ~。


50歳を過ぎると、段々と身近な先輩たちが、去っていくのを体験することに
なるんだろうな~。
小池さんのエッセイを読んでいると、でも、誰もがあちら側に行くんだから
寂しいけれど、哀しむことはそんなにないんじゃないかな?と
思えてきた。

その人と過ごした楽しかったことを、いつでも思い出せることが出来るんだから。
なんて。

今度は、また長編の小説が読みたいけれど、一番最初の
「知的悪女のすすめ」(これもエッセイとか)を先ずは読んでみよう!
25歳の小池さんがどんな文章を書いていたのか、気になるので。


                      ★★★★
 
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