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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年9月

すべての子どもが、心から愛してくれる人を求めている。 たとえ、望まれず生まれてきたとしても――。 親の病気や生活苦、疾走、虐待や育児放棄など様々な理由で実親と暮らせないゼロ歳から二歳までの乳児が生活する乳児院。この乳児院である双葉ハウスでは、赤ちゃん一人ひとりに養育担当者を決めている。赤ちゃん(乳児)にとって絶対的な安心感を与える<特別な大人>を、双葉ハウスでは<マザー>と呼び、赤ちゃんとマザーは擬似的な親子関係を築いていく。しかし、その赤ちゃんが二歳を迎える前にその親子関係は終わることになる——子どもが物心つく前に。 双葉ハウスに務める島本温子は、保育士歴12年になる今でも、担当児と別れる時には身を切られるような喪失感に襲われる。だが温子が最初に担当した多喜と別れるときには、今からは想像もできないほど大変な騒ぎになった。その我が子同然だった多喜が不幸になっているのではと思った温子はある行動に出る……。「嫌われ松子の一生」「百年法」の著者が、乳児院とそこで奮闘する保育士を描く、あふれる愛の物語。

                       (幻冬舎HPより)



乳児院で働く保育士の島本温子(32歳)が主人公。
彼女の子どもたちに向き合う姿勢が素晴らしい。
乳児の時から名前までつけて母親のように愛情を注いで育てても
里親が見つかれば手放さなければならない。
あたりまえだけど、温子のような人には、辛い瞬間だろうな・・・・。


でもそんな温子だからこそ、一人の少女・多喜を助けることが出来た。
乳児院を出た後、幸せに暮らしているだろうか?と思って情報を集める温子。
ちょっとやり過ぎな感じもするけど、結果として多喜は救われた。


温子が自分のことをずっと忘れずに「幸せになって」祈ってくれていた。
それはこれからも変わらないと信じて多喜は成長していくんだろうな~。
今後の多喜が幸せでありますように・・・・。


山田さんって、こんな作風も書くんだなぁ~。


                      ★★★★


 
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