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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2026年5月


時は明治三十九年。帝大生・斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。
それは、この世ならざる「霊異」が視えてしまうこと。
平穏な生活を望む啓吾だったが、心霊研究者を名乗る子爵家の
若様・連翹寺正周にその体質を知られてしまう。
正周の「目」として、帝都で起きる不可解な事件に
半ば強引に巻き込まれていく啓吾。
現世に未練を残す魂が、彼らに託す「最期の願い」とは――。
霊が視える帝大生と、視えない心霊研究者。
人情と謎が交錯する、明治霊異譚。


                 (双葉社HPより)




面白かった。

みえることを悟られないように、生きて来た啓吾だったけれど
子爵の次男で、心霊研究者である正周に出会い、不思議な謎を解く
ため奔走する様子が愉快だった。

この世に未練を遺した者の気持ちを知り、その気持ちに添ってあげる話は
優しい気持ちになれるが、未練が人に憑いて悪霊になることもあると
いうのは、ちょっと怖い。

みえる啓吾と祓う力がある正周。
そこに助っ人のように現れた易者の峯斎。

短編連作という形だけれど、大きくは繋がっている。

この登場人物たちで、もっと話が読みたい。
再び姿を消してしまった凛の行方も気になるところ。



                  ★★★★
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