発行年月:2007年1月
大人になりそこねた男と女は、
名作に導かれて、世にも真摯な三文小説を織り上げる。
いつか死ぬのは知っていた。けれど、死ぬまで生きているのだ。
ささやかな日々の積み重ねが、こすりあわされて灯りをともし、
その人の生涯を照らす。
そして、照り返しで死を確認した時、満ち足りた気持ちで、
生に飽きることが出来る。
私は、死を思いながら、死ぬまで生きて行く、今わの際に、
御馳走さま、とひと言、呟くために
(本の帯文より/幻冬舎)
42歳の栄と慈雨。
栄は離婚歴有、子ども離れているがいる。
予備校の国語教師。
慈雨は、両親と暮らし同じ家の下には兄家族(姪が二人)。
花屋を営む。
42歳で知り合い3年が過ぎた二人。
でも、二人の会話は、なんだか可愛い。
この年齢で、こんな会話が出来る男女って素敵だな~と思ってしまった。
能天気な二人だけど、栄には、結構、重たい過去があった。
でもちゃんと社会に関わって自立した生活をしているし
慈雨と出会って、その生活もなんだか明るいものになったかんじ。
二人はお似合いだし、このままの雰囲気で関係が続いたらいいなぁ~。
姪っ子の衣久子と栄の息子・久助の関係もちょっと良い。
色々な小説の1節が時々、書かれているけれど、どれも分からなくて
巻末の解説を観て、ああ、どれも作品名と作者は知っているのになぁ~と
思った。
名作と言われている作品をあまり読んでいないんだな・・・と反省^^;
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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