異国で、町のス-パ-で、銀座の飲み屋で、タクシ-の中で、
野球場 で・・・・・。
日常の光景からふっと湧き上がってくる彼女たちの想い。
とぼけた笑いがたまらない、珠玉の短編集
(文藝春秋HPより)
表題作「架空の球を追う」は、一番最初に登場する短編。
グラウンドで少年野球団の練習をする我が子たちを見つめる母親の会話。
同じような経験をした女性なら「うん、うん、こういう会話してる!」なんて思うでしょうね・・・なんて微笑ましく思いました。
そのほかにも、誰かしら同じような光景、同じような状況を体感したことがあるような、日常のいろいろな場面でのお話が登場して、どれも少し可笑しくて楽しい。
ステキな短編集でした♪
11の話のなかで、特に気に入ったの「銀座あるいは新宿」と「パパイヤと五家宝」
「銀座あるいは新宿」は、高校時代の友達と年2回飲み屋で再会する40目前の女性たちのはなし。
新宿で集まった4人が、飲むなら「銀座か新宿どっちがいいのか?」の談義を飲みながら交わす。
思い起こせば、自分たちは昔からこうやって、談義し続けてきたよね~なんて話ながら・・・。
こういう、たわいもない会話の雰囲気いいなぁ~。
わたしは飲めないし、夜はすぐ眠くなるので、女友達と待ち合わせて飲みに行くなんて経験ないけど、楽しそう♪
「パパイヤと五家宝」は、高級食材の揃うス-パ-の方で今日は買い物をして行こう!と決めた仕事帰りの女性が、そこで、ふと目にした2000円のパパイヤを何の躊躇いもなくカゴに入れたパパイヤ夫人を追跡しなが買い物をするはなし。
パパイヤ夫人が牛サ-ロインを買えば、自分も、カゴに同じように入れたり・・・
しかし途中で、彼女が小さい頃から、家の定番であったお菓子「五家宝」を目にし、それをカゴに入れた途端、我に返る様子が可笑しかった!
「五家宝」ってお菓子、ちょうど、近所の友達実家が埼玉でそちらに帰省のとき、買って来てくれたお菓子だったので、なんだか食べたくなった!
そういえば時々、COOPのカタログでも見かけるなぁ~今度、注文しよう^^;
この短編集は、どれもそれぞれよかった!
最初から最後まで楽しませてもらいました♪
★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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