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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年9月

人を愛すること、想うことは、どこまで透明でありうるだろうか。

 構想7年――志摩半島を舞台に、代表作『海猫』以来、海に生きる人たちに取材した傑作長編。

 

 幼い頃に母を亡くし、大海女と呼ばれた祖母のもとで志摩の漁村に育った野井山孝子は、その地に生まれた女の宿命として、高校卒業後は海女となるはずだった。しかし、神主となるべく修行を積む白川武雄との邂逅によって、ふたりの透明な魂は響きあい、孝子は定められた生き方と、ひとりの女性としての目覚めの狭間で揺れうごく。

 己の体ひとつで海の底から生きる糧を獲る少女と、伊勢神宮の伝統ある志摩の神社の跡取りの青年とが出会ったとき、運命はふたりを思いもかけぬ方向へと導いていく――。

 志摩の美しい自然の中で紡がれる、あまりにも清らかで切ない恋愛小説。

                  (PHP研究所HPより)




切ない恋愛小説でした。
代々海女をしている家に生まれ、自身も海女になることを選んだ孝子。
最初に会った時から、惹かれるものがあった神主の修行中の武雄との恋が
成就しないんだろうな・・・・・と読みながら思いました。

本人同士の気持ちが優先出来ない事情あり・・・・切ない(/_;)。

武雄との恋は上手くいかなかったけれど、孝子のことをずっと想っていた
新助(いがぐり君)と幸せな家庭を築いて正解!と思っていたら・・・・


海女として生きる女性の強さと哀しさ。
生まれた美福ちゃんがどうか幸せでありますように・・・。


一気読みできる面白さだったけれど、なんとなく後味の悪さが残るのは
なんでだろ???


いそぶえとは、海女さんが漁の途中でする呼吸音らしい。
海面に顔をだし、素早く呼吸をしてまた潜る。

そんな呼吸の音だそうで、人それぞれ、音が違うのだとか。


海女さんの漁の様子見たことないので、機会があれば見てみたいな。
そしていそぶえも聞いてみたいと思いました。


                        ★★★
 
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