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発行年月:2014年9月


 過去と現在の間に立ち現れる存在 都と陵はきょうだいとして育った。
だが、今のふたりの 生活のこの甘美さ!「
ママ」は死に、人生の時間は過ぎるのであった。

                   (文藝春秋HPより)



55歳の都と54歳の陵。

姉と弟とその家族の物語。

子ども時代の回想シーンから、亡き母の言動。
そして、都の夢の中に現れるママ。


場面がコロコロ変わりながら話が進む。


姉と弟として育った二人には、共通の思い出が多く、今もそれを共有しながら
会話する場面は、微笑ましい。
二人の両親の関係が、やや複雑。
でも二人が姉と弟という事実は揺るがない。
それぞれ、恋人と生きようとしたときもあった様子だが、結局、他人と生きることを
諦めてしまったんだろうか??


自分にも弟がいるけれど、こういう気持ちは共感出来ないですね・・・^^;
でも、こういう二人の関係も物語を読んでいれば、気味悪くはないな。

川上さんの文章の力かもしれないけれど。

このまま二人は、一番の理解者として近くに居続けるのだろうか?
不思議な空気感を漂わせた話でした。


                           ★★★
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