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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2004年11月

デビュー作がブッカー賞候補に。サマセット・モーム賞、ベティ・トラクス賞受賞の傑作長篇。

イングランド北部のある通りで、夏の最後の一日が始まる。夕刻に起こる凶事を誰ひとり知る由もないまま――。通りの住人たちのいつもと変わらない一日が事細かに記され、そこに、住人の一人だった女の子の三年後の日々が撚りあわされてゆく。無名の人々の生と死を、斬新な文体と恐るべき完成度で結晶させた現代の聖物語。

                    (新潮社HPより)


とある通りに暮らす人々の日常が、時間を追って語られる。
どこかで人々をじ~っと観察しながらいる感じ。
人々が普通の日常を送ったある日の夕方、何らかのよくない事がその通りのすぐそばで
起きる。
何が起きたのか?知らされず・・・・終盤まで。
よくない何かが起きても、その後、再び人々はいつも通りの日常を送り
その様子がまた詳細に語られる。

そんななか、通りの22番地にかって住んでいた女の子の、そのよくない出来事の
3年後の日常が語られる。
今は別の場所で暮らすその女の子。
かつて通りの18番地に住むドライアイの男の子・マイケルと再会し、自分の今の悩みを打ち明ける。
家族にもまだ話せていない悩み。
マイケルの助けをかりて、両親にあることを告げに行く。

通りには双子が2組?
そして・・・・最後、また新たな双子の誕生!

3年前に起きたよくない出来事も人々の起こした奇跡によって事なきを得ていた。
その奇跡と言っていい事実は誰にも気づかれないこと。

なるほどね。。。。

今、普通に生活している自分も気づかないけれど、多くのいろいろな奇跡によって
成り立っている事なのかもしれないなぁ~。


なかなか深い話でした!!

読むとタイトルの意味に納得です!


                           ★★★★
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