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読んだ本の感想あれこれ。
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82c332bf.jpeg発行年月:2009年12月


霞かかった夜空の下で、1人だなんて寂しいでしょう。だから甘えたいだけなのに。

恋愛小説の名手・谷村志穂が描く「出会い」と「別れ」・・・
孤独な魂に響く7つの物語


                          (祥伝社HPより)

恋に悩む若者たちの心理描写がよかった。
7つの話殆どは、女性側の気持ち。
あまり上手く行っていない恋に苦悩する。

本当にダメになってしまう話もあれば、ちょっと考え方が変わったり、相手の見る目を変えてそこから新たな付き合い方を見いだすような話あり。

恋愛って、こういう風にあれこれ悩むものだったなぁ~なんて遠い過去を振り返ったりしながら楽しめました。

最初の「キャメルのコ-トを私に」は失恋しちゃう女の子の話でしたが、彼女の踏ん切りが付いたような様子が微笑ましく好きなお話でした。

あとは、7つの話のなかで唯一男性が語る表題作の「おぼろ月」が良かった!
付き合っている女の子とのちょっとした苦悩をある大人の女性と語ることで少しふっきれる話。

大きな出来事が起きるわけでもないけど、恋をするとあれこれ悩む事ってある。
そんな心理描写がうまく描かれていて、どの話も面白かった!


この表紙の絵もすごく好き!

★★★★
PR
ebfc9a7d.jpg発行年月:2009年5月


あなたには、この時間を分かち合う相手が、確かに存在する-------。40代の恋愛、家族との穏やかな時間、日々のときめき・・・・。大人の恋のぬくもりを鮮やかに描く、充実の最新エッセイ61篇!


                         (河出書房新社HPより)


谷村さんのエッセイは、初めて読む記憶。
小説は、何作か読んでいて、好きなのですが、実生活はどんなでしょう?と興味津々で読みました。

ご結婚されていたんですね!?独身だと思っていました^^;
結婚されたのは、40直前だったそうで、ご主人は13歳(時に12歳)年下とか。
娘さんは6歳で、家族の微笑ましい様子がわかる話も幾つかありました。

61篇が
<日々>に恋して
<家族>に恋して
<食>に恋して
<北の地>に恋して
<旅>に恋して

の5つに分けて語られていました。
同い年などで、書かれている事にイチイチ納得!
「そうそう!」って思うことなどあったり・・・。
小説では、知りえなかった谷村さん、ご自身のことがいろいろ知れて、ファンには嬉しい本でした。

鮭がお好きなんですね~やはり北海道産まれですね!(^^)
そして、猫ずきで・・・=^_^=

とてもチャ-ミングな方だなぁ~と更に好きになりました♪

最後の方で、映画化もされた「海猫」のロケに監督から招待されてロケ地を訪れた話は楽しかった。
出演者の伊藤美咲さんや仲村トオルさんはすぐ見つけられたのに佐藤浩市さんだけ、すぐに何処に居るのかわからなかった話・・・想像して、笑っちゃった!

そして、映画も見たくなった!見たいなとは思っていたのに、忘れてたわ!

近いうちに見てみよう。

★★★
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