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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2026年2月


南天文庫には、外とは違う時間が流れている――。
外苑前の私設図書館。三重にある元公民館の空き家。斎場。夜の飲食店。
インドネシアの農園……。
いつの時代も、「隙間の場所」では物語が生まれる。
時間と場所を超えて重なり、織り上げられてゆく人の生に静かに耳を傾ける、
珠玉の群像劇。
私設図書館・南天文庫。高校一年生の陽日は、
幼い頃からここに通い続けている。
他の子供たちが帰ったあと、運営のあやめさんと話すようになったのはいつからだろう。
あやめさんは陽日にときどきこう言う――「外の世界のことを話して」。
日々の出来事をあやめさんに伝える一方で、
陽日はあやめさんが子供だったころの話を集めてもいる。
なんでも、「ピンクの家」と呼ばれたガード下の元公民館に、
三組の夫婦と五人の子供たちが身を寄せ合い不法に暮らしていたらしく……。


                  (集英社HPより)




物語はそれぞれの登場人物たちの語りで進む。

時代も前後したりするので、相関図を書きながらじゃないと混乱する(^^ゞ
でも、江國さんの文章は好きなので始終、読んでいて心地いい。


あやめ・・・私設図書館・南天文庫を運営。
元々は母親・輝子とやっていたけれど、今はひとりで。
弟みたいな功が時々、やってきてあやめの手伝いをしてくれる。

朝日奈陽日(はるひ)・・・高校1年生で母親が南天文庫の会員で幼い頃から
通っている。あやめの手伝いをすることもある。
学校の親友・瞳が虐めから不登校になり今は自宅学習をしているけれど
陽日とは常に連絡を取り合い、よく会っている。

あやめは、陽日に「外の世界の話を聞かせて」という。
陽日は、学校の友達のことなどを話す。
友達付き合いの面倒臭さなど・・・。


真実子・・・幼い頃にあやめと一緒に住んでいたことがある。
功の姉で元夫が今は功と同居している。(もともと、先に功と同居生活を
していたところで知り合った)
結婚は四度目で今の夫・耕一は、職場(斎場)で知り合った。


功・・・真実子の弟。いくつもの仕事を掛け持ちしていたり定職には就かず。

豊樹という居候がいる。最近、豊樹の元教え子だという芯(国立大を卒業
したのに就職しないことで親との軋轢に耐えられず家出)も加わる。


あやめは幼い頃に3家族で住んでいたことあり。
それが元公民館で不法に居住していたらしい・・・・そんなこと可能なの?(^^ゞ

他は、あやめの父親の兄の家族とあやめの父の友達家族。
その友達家族の子どもが、真実子と功。


読み進めるとメモした相関図を見なくても理解できるけれど・・・
ちょっと変わった人たちが多く登場。

高校生の陽日はそのなかでは普通っぽいけれど。


それぞれが語る日常は、普通なんだけど、江國さんの文章が素敵な
物語にしてくれる。

陽日は、どんな大人に成長するのかなぁ~。



                     ★★★★
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