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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2022年1月


人気絵本作家フィリップ・バンティングが、ちょっと風変りな生態の生き物たちをエスプリを効かせた文章と可愛いイラストで紹介。

               (恒星社厚生閣HPより)



幼稚園児の孫より、大人の方が楽しめた^m^

図鑑って結構、グロテスクな写真が満載で、ちょっと苦手な頁も必ず
あるのだけど、これは、愛嬌のあるイラストなので、実際の写真だったら
ビビるだろうな・・・・というものも可愛らしい。


そして、結構、知らないことも学べて、なかなかいい!
高いんだろうなぁ~と思ったら2200円+税だとか!
図鑑は高いイメージだったけれど、イラストになると安いのか??


・・・以下覚え書き・・・


<クラゲ>
永遠に生きられるクラゲがいる。
不死身のクラゲが生息している環境が悪くなると赤ちゃんにもどることができる。

<キンギョ>
最近の研究では6か月記憶を持ち続けられる。

<フグ>
イルカはフグと遊んで、わざと毒を出させる。
その毒はイルカに幻覚効果をもたらせ、よっぱらった気分にさせてくれる




                   ★★★★★
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発行年月:2019年12月

冒険小説『宝島』の著者スティーヴンソンの古典名作詩集。
子ども時代の憧れや夢を詩情豊かに表現したスティーヴンソンの詩と、
それを見事に絵で表現したガーネットの繊細なイラストが魅力的な詩集。
2010年初版の詩集の改訂版です。


                 (瑞雲舎HPより)



イーヴ・ガーネットさんの絵が好きで、探していて、こちらを見つけた。

作者は「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」で有名なR・L・スティーブンソン。

詩も絵もすごく素敵!
これは手元に置いておきたいと思う本だった。

スティーブンソンが、病弱だったとは、知らなかった。
冒険ものを書いているから元気な腕白な幼少期を送った人かと思っていた。

詩のなかにもベッドに入らなきゃという状況で思うこととか
みんなでワイワイ遊んでいる情景より、一人想像して楽しんでいるのかな?と
いう情景が浮かぶものが多かった。

美しい詩のなかに、ちょっと寂しさみたいなものも感じた。

でも、絵がその詩を素敵に見せてくれている。

子どものしぐさがなんとも可愛い♪

もっとイーヴ・ガーネットの絵がみたいんだけど、日本にはあまりないみたいで
残念だな~。




                      ★★★★★



発行年月:2009年5月(1957年3月/第一刷 発行)


ふくろ小路1番地に住む,子だくさんのラッグルスさん一家のにぎやかな物語.長女リリー・ローズがお客さんの洗濯物をちぢませてしまったり,ふたごの男の子ジェームズとジョンが子どもギャングに入ったりと,つぎつぎと事件が起こります.たくましく生きる下町の家族の日常をユーモラスに描いた名作.


                 (岩波少年文庫HPより)


図書館の棚から、懐かしいなぁ~と手に取る。
子どもの頃、手にした記憶あり。

イギリスの田舎町に住む、ラッグスさん一家の物語。

裕福ではないけれど、楽しそうな暮らしぶり。
年に4度の公休日には、家族みんなでお決まりの海岸にお弁当や飲み物などを
持ってお出かけする。
その様子がホント楽しそう。

7人の子どもたちのそれぞれのエピソードも楽しい。
一番したのウィリアムはまだ1歳前だけど、あかちゃんコンクールで優勝。

長女のリリー・ローズは妹や弟の面倒をよくみる小さいお母さん的存在。
その下のケートは賢く奨学金を貰って進学することが決まる。
その下は双子の男の子、ジョンとジョー。冒険大好き。
その下はペグ。ペグの話はあまり出てこなかったかな?

物語のおしまいの話は、皆でロンドンに汽車でいき、おじさんの荷馬車大会を
見学する話。
列車で行くのも大変だけれど、荷馬車大会をみるのも結構、大変そう。



巻末の解説で、この物語の原書は1937年(昭和12年)。
90年近く前ってことですね~。

ラッグスさんは、ごみ収集の仕事をしていて、ごみ箱のなかのお金(41ポンド)
を見つけて警察に届け、落とし主からのお礼が2ポンドっていう箇所があったけれど、
ピンと来なかった。
今のお金の価値だと・・・どのくらいなんだろ?


挿絵が素敵。
イーヴ・ガーネットさんは、画家なんですね。
訳者の石井桃子さんのあとがきで知りました。


ああ、楽しかった。
ガーネットさんの絵本、探してみよう。




                       ★★★★





発行年月:2001年12月


クリスマス前夜,気むずかしいスクルージに,
3人の幽霊が見せてくれたのは過去・現在・未来でした.

イギリスの古典的作品


                  (岩波少年文庫HPより)


もうすっごい昔に読んだきり。
こういう名作は、児童書で読むのもいいかも。


クリスマスイヴの甥が訪ねて来て「クリスマスおめでとう」と言い
「明日、食事にきてください」と誘ってくれたのに
スクルージは「くだらん!」と不機嫌に甥を追い返してしまう。
結婚したという甥にも「くだらん!」の一言。

呆れるほどの偏屈さ。


夜、仕事を終えて家に帰ると現れたのは以前の共同経営者で唯一の友・マーレイ。
マーレイは7年前に亡くなっている。
鎖に繋がれて辛そう。7年間ずっと不自由な身で世界のちらこちらを旅していたと。
それは罪を償うための苦行だと。
自分のようにならないように・・・と。

そしてそれから3人の幽霊が順番に現れ、過去、現在、未来のスクルージの
姿を一緒に見る。

特に未来の自分の姿を見て、自分が今まで、なんと愚かだったのかに
気づくという話。


目が覚めての朝、その日がクリスマスの朝だと知り
スクルージの取る行動は何から何まで今までと違っていた。

甥の家で楽しそうにクリスマスを過ごすスクルージが印象的。


物語も面白いけれど、最後の「訳者のあとがき」が興味深かった。
ディケンズのこの物語が、当時のイギリスですたれていたクリスマスを祝う
風習を蘇らせたとか。



クリスマス前に借りて来たのに、過ぎてから読んだのが、ちょっと残念(^^ゞ


                    ★★★★★



発行年月:2013年9月


小6の冬、リョウは仲良しのいとこナオを亡くしてしまう。中学生になって、ぼんやりと過ごすことが多くなったリョウ。そんなとき、リョウの前に現れたのは、次世代の世界のリーダーを育成する団体「GeKOES(ジーコーズ)」で同じユニットのメンバーだという、ナオにそっくりなナオミだった──。
児童文学総合誌『飛ぶ教室』で連載した「リョウ&ナオ」が単行本になりました。切なくもきらめく青春物語を、どうぞご堪能ください。

                   (光村図書出版HPより)



図書館の児童より少し大きい子のコーナーで、手に取り借りて来た。

そんなに厚くないし、すぐ読めるだろうと思って読み始めたけれど
結構、じっくり読ませるタイプの話でだった。

大人でも楽しめる。


次世代の世界のリーダーを育成するための団体による企画に参加する
リョウが主人公。
リョウは、子どもの頃からずっと一緒に育ったいとこのナオと参加に応募
していたが、ナオは生まれつきの心臓疾患で手術中に亡くなってしまった。
ナオの代わりに自分が・・・・と参加するリョウ。

同じグループには、日本語を話せるアメリカ人のナオミ。
ハッサン(愉快でお金持ちの子?)、ペネロペ(北米から。沢山の国の言葉を
話せる女の子)、ローハン(インドの子、大人しい)
5人の絆がすぐに固く結ばれていく様が微笑ましい。

ナオに似ているナオミの存在がリョウには一番。印象的。
最後の日本での研修で、ナオの家が合宿場所になったのもよかった。

世界の国には、まだまだ知らないことがたくさん。
この年代でそれがわかることって凄いことだなと思う。

実際にこういう活動はあるんだろうか?

色々、勉強になった。




                       ★★★★
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