武 誠治25歳。そこそこの大学を卒業し、そこそこの会社に就職したが、3ヶ月で自主退職し、再就職先が見つからずフリ-タ-生活に。
両親と三人で暮らしているが、父は家族を顧みず、母はうつ病に。
嫁いだ姉に叱咤され、このままじゃいけないと一念発起し、就職活動の傍ら、母親の看病、日給の高い重労働のバイトに励む
表題から、お気楽なフリ-タ-が頑張って働いて成功し、家を買うまでサクセススト-リ?なんて勝手に想像していました^^;
そしたら・・・・結構、シビアな状況で・・・。
折角、就職できた会社の研修で違和感を感じ、たった3ヶ月で自分から辞表を出しちゃう主人公・誠治。
その後の就職先も決まらず、コンビニでバイトをするが、そこでも、ちょっと注意されただけで腹を立てて一方的に辞めてしまう。
「なんだ!?この男は!?(怒)」とすごい嫌悪感を抱きました。
名古屋の病院経営の長男の元に嫁いだ姉が実家に来て、弟の誠治を罵倒したときはスカッ!としました~(^^)
自分中心の父親にも同じくガツン!と意見して、格好いいなぁ~。
母親はすごく優しい人なんでしょうね。
周りに気を遣い過ぎて、精神に異常を来たしてしまったんでしょう。
近所の人たちも残酷だったし・・・・。
そういう母親の辛い状況を嫁いだ姉から初めて聞かされて、誠治が変わる。
先ずは目標を2つたてて・・・
就職先を見つけることと取りあえず100万円貯めること
肉体労働のキツイバイトも一生権命続けて、人が変わったかんじ。
自分の今までの甘い考え方もちゃんと反省。
バイト先の、おじさん達との会話がよかったなぁ~。
有川さんの「三匹のおっさん」に出てきたおじさん達同様、温かい言葉がいっぱいで・・・。
人生経験を積んでいる人の話だからこそ、説得力あるし。
説教じみてなく言い方も温かい。
父親への接し方もおじさん達との会話から学んだ事を思い出しながら、変えてみたり・・・・
誠治の方から接し方を変えると、父親・誠一の接し方も自然に変わる。
そんな二人の関係が、母親にも良い影響を与える。
そして、最後は、二つの目標をクリアしちゃう。
運が良かったんだと言えばそれまでだけど、そんなに都合良過ぎるというわけでもなく・・・
素直に誠治の成長を褒めてあげたい!
偉いぞ~!!これからも頑張って!!
最後の最後にちょっとこれは発展していくのかな~?という恋の予感もあって、
この辺りは有川さんらしい終わり方で、すき♪
★★★★
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物語の魔術師贈る熟成のサスペンス!
顔のない男、映画の謎、昔語りの秘密------ひとくせもふたくせもある人物が集まった嵐の山荘に死の影が忍び寄る・・・・・。
警告!訪問者には気を付けろ
(祥伝社HPより)
山中にひっそりたたずむ古い洋館。
嵐の夜。
洋館に集う、高齢者たち。
長男・千蔵 、次男・千次 、三男・千衛、末っ子・千恵子とその夫・宮脇協一郎
そして、家政婦・更科
訳アリで預かっている愛華ちゃん
このメンバ-が集う館に、訪問者が来る。
物語の最初には、雑誌記者を名乗る井上とカメラマンの長田。
亡くなった映画監督・峠昌彦の追悼記事のための取材ということで、監督の幼い頃からを知るメンバ-に話を聞くのが目的と。
取材をしながら、一時は監督の育ての親であった、実業家・朝霞千沙子の事故死(湖での溺死)などにも話は及び、一族の周りにある不可解な次々と出来事が浮かび上がってくる。
館に数日前、届いた「訪問者には気を付けろ!」の警告文とも取れる物は誰が何のために出したのか?
そして「訪問者」とは誰を指すのか?
読みながら、訪問者がある度に、何が起きる!?と身構えてしまいました。
そして、起きる不可解な事件。
解決しないままの謎がどんどん増えていき、不安もどんどん増して行く。
こんな過程を楽しみながら・・・どう決着つけるの?恩田さん!?と思いながら読みました^^;
話のオチは、最後の訪問者が現れたときから、急展開。
意外といえば、意外だし、言われてみれば、なるほどとも思う。
読んでいる間の不安なかんじが一気に消失したのは、さすがの上手さかな?
でも、もうちょいホントのところ「えぇ~!?」という衝撃的事実が判明して欲しかったような・・・・
まあ、でも過程を楽しめたので、よかったか?
★★★
発行年月:2009年6月
明治40年、売れっ子女郎目指して自ら人買いに
「買われた」少女フミ。
満州はハルビンの地で、新しい人生が始まる。
コバルト文庫の看板作家が満を持してオトナ女子に
おくる、ハイパ-ガ-ルズエンタメ!!
(角川書店HPより)
12歳のフミが自ら進んで人買いに女郎になりたいと申し出て、船でハルビンへ向かうところから物語が始まります。
アッケラカンとした明るい物言いですが、辻芸人として父親と日本のあちらこちらを旅していたのに、その父親に捨てられたという。
なんて、不憫な・・・。
でも、1つ年上のタエと共に、遊郭の女郎部屋に住まい、下働きからの生活が始まる。
大変そうだけど、どこか楽しんでいるような明るさがあって、救われる。
誰に対してもハキハキとモノを言い、物怖じせず、実に逞しい。
物語の最初の方で、スリに遭い、そこを助けてくれた青年・山村と知り合う。
自分が女郎を目指していることなどを話し、いつか店に来て欲しい。大人になったら、ちゃんと自分でお礼がしたいと言う。
そんなフミの言葉を楽しそうに聞きながら、いつになるかわからないが、必ず再会を・・・と約束して別れる。
あ~いつ再会するんだろ?と楽しみながら読みましたが・・・なかなか登場せず・・・笑
その代わり、登場した華族の次男坊だという黒谷。
フミを気に入るので、二人の関係はどうなっちゃうの?と心配。
でも、この人が良い人そうで安心(^^)
そして、最後の方でやっと山村との再会。
でも、迷うのよね。
二人の男の間で迷うのではなく・・・フミの心の中には山村一人なんだけど、そのほかのことで。
この辺は、フミの立場に立つと、決断は難しいなぁ~。
自分だったら、どうするだろう!?
フミの決断は、でも正解でしょう!
わたしも同じ立場なら、そちらを選びます(聞いてないか?^^;)
明治時代の史実もちょこちょこ出て来て、伊藤博文がハルビン駅で暗殺されたのは、この頃だったんだ!?なんてちょっとビックリしたり・・・。
女郎の話なんですが、一貫して、爽やかです。
女同士の争いはあるんですが・・・。
一人の少女の青春物語というかんじで楽しく読みました。
もうちょっと成長したフミの様子も読みたいな~
と思ったら、続編が出る予定とか。
楽しみに待ちたいと思います!
★★★★
林芙美子、吉屋信子、永井荷風が描いた女中小説を一直線に繋ぎ、21世紀のAKIHABARAを閃光でつらぬく、昭和モダン異聞。
失業男とカフェ-メイドの悪だくみ・・・「ヒモの手紙」
令嬢と女中は戒厳令の夜に・・・「すみの話」
インテリ文士と踊り子は洋館で・・・「文士のはなし」
(本の帯文より)
元の作品は全く知りませんが、面白かった。
以前読んだ、「FUTON]も田山花袋の「蒲団」を現代版風に打ち直しして書かれていましたが、これも現代版に。
90歳を越えている、老女・すみ子が語る女中回顧録というかんじで、物語が進む。
若い頃はカフェ-に勤めていたから、秋葉原のメイドカフェに来ると、懐かしい昔を思い出すのだとか。
昔はメイドと言えば・・・・亀井戸の私娼窟のことだったと、すみ子の解説。
すみ子に言わせると、アキバのカフェに居るのはメイドじゃなくて女給というらしい。
ヒモ男を嫌だと思いながらも、女に金を要求する手紙を代筆してやったり、奥さんが西洋人でわがまま娘が一人いる館に女中として通ったり、変わり者だと言われる物書き先生が一人暮らしの洋館に住み込みで働いたり。
すみ子さんは、いろいろな人と関わるけれど、深く立ち入った関わり方をしない。
薄情とは違うかんじで、変に慣れたりしない。
一人暮らしの物書きのところに住み込みで・・・と自分から言ったけれど、単にその方が便利だからかな?
作家の方もまた似た様な人みたいで、二人の男女としての関係はどうにかなるのか?なんて少々期待したりもしたけど・・・何もなく・・・・^^;
でも、なんだか、こういう関係が羨ましい。
変わり者同士だからか、お互いが居心地良さそうで。
女中だから・・・・と変に卑屈にならず、自分の思う事は述べるし、思ったように行動する、すみ子はなんだか格好いいな~なんて思って、読んでいて楽しかった。
最後は、ちょっと見方によっては、気の毒なのかもしれないけれど、彼女は別に不幸でもなかったんじゃないかな?
もっとすみ子さんの話が聞きたい!!
3つの話だけじゃ、物足りない!なんて思ってしまいました。
元作品も気になるなぁ~。
探して読んでみようかな?
★★★★
スラム、物乞い、ストリ-トチルドレン、売春婦の生と性・・・・・
1日1ドル以下で暮らす人々と寝起きを共にした
気鋭のノンフィクション作家が語る
第一部 スラム編
スラムの成り立ち、人々の暮らしと性・・・
第二部 路上生活者編
物売り、路上の犯罪・・・
第三部 売春編
売春形態と地域、性の国際化・・・
スラムの成り立ち、人々の暮らしと性・・・
第二部 路上生活者編
物売り、路上の犯罪・・・
第三部 売春編
売春形態と地域、性の国際化・・・
(光文社HPより)
お友達がブログで紹介していて、興味を持ち、わたしも読みました。
「絶対貧困」という言葉の意味も恥ずかしながら、初めて知りました。
1日1ドル以下で生活する人だそうです。
路上に寝泊りして、少しマシになると屋根のあるところに寝泊り、その後、小屋のようなところと段階があるそうです。
著者は、ちょこっと見てきたというのではなく、実際に生活を共にしながらの取材というのが凄い!
危ない目にも遭うのですが、どこかユ-モラスで冷静に考えたら、怖かったりするのに、笑っちゃう場面も多々ありました。
「貧困」というだけで暗い影のようなイメ-ジで胸が痛くなるような悲惨なこともあるのですが、この文章に救われるかんじで最後まで興味を持って読めました。
大人も子どもも貧しいなかで苦労しているのですが、やはりストリ-トチルドレンが一番、どうにかならないものなのか?と考えちゃいました。
こんな平和な国に居て、彼らからしたら、天国のような環境にいる、わたしが何をどうしたらいいのか?なんて考えてもどうにもならない事なのに・・・。
ストリ-トチルドレンでは
幼いときに受けたことによるトラウマが大きな問題とか。
物心ついたときから、強姦されたり暴力を受けたり、親が目の前で殺されたり・・・・そんな大きな心の傷を抱えて孤独に生きる子達が、戦争が始まると、自分から兵士になって危険な最前線の戦地に赴く場合も多いそう。
何故なら・・・兵士になれば、一人の人間として必要とされるから。それが嬉しいんだと・・・(/_;)
第三部の「売春宿」の女性とその子ども達の様子には、ちょっと驚きの事実がありました。
こんな平和な暮らしをしている自分の価値観、モノの見方で考えたら違う事ってあるんだな。
こういう本は、多くの人が読むべきかも。
子どもには、いろいろな意味でちょっと刺激が大きい箇所もありますが・・・^^;
多くの事を学ばせてもらいました!
お友達がブログで紹介していて、興味を持ち、わたしも読みました。
「絶対貧困」という言葉の意味も恥ずかしながら、初めて知りました。
1日1ドル以下で生活する人だそうです。
路上に寝泊りして、少しマシになると屋根のあるところに寝泊り、その後、小屋のようなところと段階があるそうです。
著者は、ちょこっと見てきたというのではなく、実際に生活を共にしながらの取材というのが凄い!
危ない目にも遭うのですが、どこかユ-モラスで冷静に考えたら、怖かったりするのに、笑っちゃう場面も多々ありました。
「貧困」というだけで暗い影のようなイメ-ジで胸が痛くなるような悲惨なこともあるのですが、この文章に救われるかんじで最後まで興味を持って読めました。
大人も子どもも貧しいなかで苦労しているのですが、やはりストリ-トチルドレンが一番、どうにかならないものなのか?と考えちゃいました。
こんな平和な国に居て、彼らからしたら、天国のような環境にいる、わたしが何をどうしたらいいのか?なんて考えてもどうにもならない事なのに・・・。
ストリ-トチルドレンでは
幼いときに受けたことによるトラウマが大きな問題とか。
物心ついたときから、強姦されたり暴力を受けたり、親が目の前で殺されたり・・・・そんな大きな心の傷を抱えて孤独に生きる子達が、戦争が始まると、自分から兵士になって危険な最前線の戦地に赴く場合も多いそう。
何故なら・・・兵士になれば、一人の人間として必要とされるから。それが嬉しいんだと・・・(/_;)
第三部の「売春宿」の女性とその子ども達の様子には、ちょっと驚きの事実がありました。
こんな平和な暮らしをしている自分の価値観、モノの見方で考えたら違う事ってあるんだな。
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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